生まれてから14年間、犬のようにケージに監禁され続けた少年! 通報者「ホラー映画のゾンビそのものだった」=イスラエル
■ロシア人コミュニティの実態が外からは見えにくい
地元メディアによると母親は弁護士に「子どもは病気なので、私たちは彼を看病していた。私たちは彼が外に出て人々に病気を移さないように努めていた」と語っているという。
弁護士は、「母親は怒っており、同時に息子を心配している」とも語った。その後、両親は子どもに故意に危害を加えようとはしていなかったとして、保護観察処分で済み釈放された。別の報道によれば、この両親にはすでに成人した娘が2人いる。当局は、その姉たちと被害者少年が一緒に暮らせることを望んでいると言及している。
イスラエルの立法府にあたるクネセトに設置されている“子どもの権利委員会”のシャシャ・バイトン委員長は、周辺地域社会にも責任を求めている。この事件について、バイトン氏は、テレビ局「チャンネル10」にこう語った。「この事件が示したのは、見守りをするコミュニティの必要性、そして幼児、高齢者、病人といった助けを必要とする人々を守るために、社会の一員である私たち全員が日頃からもっと警戒し、注意を払う必要性だと思います。なぜ、これほど長い間、この少年の存在に隣人、または教育システムが気づかなかったのか不思議でなりません」
イスラエルにはロシアからの移民が非常に多く、そのほとんどがヘブライ語を話せない。そのためロシア人は独自のコミュニティで固まって暮らす傾向が強いというが、今回の事件は、ロシア人コミュニティの閉鎖性も1つの要因であったのかもしれない。この少年の精神的ダメージの回復には長い間かかると思われるが、必要なサポートが彼に与えられることを願いたい。
参考:「Times of Israel」、「Independent」、「Metro」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊生まれてから14年間、犬のようにケージに監禁され続けた少年! 通報者「ホラー映画のゾンビそのものだった」=イスラエルのページです。犬、イスラエル、虐待、監禁、三橋ココ、育児放棄、ケージ、ネグレクト、ロシア人などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで