文法ミスを指摘する人は“圧倒的に性格が悪い”ことが最新研究で判明! 文法ファシストのヤバさが明らかに
■文法ミスを指摘するのは、多様性への拒絶か?
今回の研究により、人の性格は他人の書いた文章、そしてその書き手の解釈に大きな影響を与えていることが明らかになった。ボーランド教授によると、タイプミスは書き手の注意不足や急いでタイプしたことに原因があると見られ、正しいスペルを知らないとは思われにくい一方、文法ミスに対しては書き手が文法を知らないと判断されがちだという。そのため、文法ミスに対する評価は書き手の人格に対するものが多く、「信用に値しない」など、書いた文章と直接関係しない事柄にも及ぶという。たとえば、日本語では「公園“を”行く」などの「てにをは」の間違いが文法ミス、「公園に逝く」のような漢字のミスがスペルミスにあたるだろう。
また、ボーランド教授は、心理学は専門ではないと断りつつも、内向的な人が文法ミスに敏感な理由として「多様性への(否定的)反応」を挙げている。外向的で人付き合いの良い人は、さまざまな人物との付き合いがあるため多様性に開かれている傾向があるが、内向的な人は規範からの逸脱を嫌うということだ。同研究を取り上げた英紙「The Guardian」の記者も、自身を内向的と評した上で、文法ミスは“秩序”や“予測”を裏切るものであるため、やはり違和感があると告白している。
確かに細かな文法ミスやタイプミスが気になることは確かだが、今回の研究以降、それをあえて私的する時は、自身が「感じの悪い内向的な人物」であることを自覚する必要があるだろう。
参考:「New Scientist」、「The Guardian」、「PLOS ONE」ほか
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