宇宙誕生は物理的に説明不可能だったことが判明! やはり「端的な無」から「創造主」によって発生した!

■宇宙誕生の秘密は「トンネル効果」にあった?

宇宙誕生は物理的に説明不可能だったことが判明! やはり「端的な無」から「創造主」によって発生した!の画像4画像は「Futurism.com」より引用

 この難問を解決するにあたり、大きな役割を果たしたのが量子論で扱われる「トンネル効果」である。ボールを壁に投げると、極めて低い確率でボールが壁をすり抜けるといわれる時のアレだ。これが宇宙の発生において起こり、虚時間から実時間へ量子がジャンプすることで宇宙が始まったとすればよい、というわけだ。これが事実であれば、神に頼ることなく宇宙の発生を考えることができる。とはいえ、このようなファンタジックな現象が実際に起こったというのだろうか?

 この度、最新の科学技術情報を伝えるウェブサイト「Futurism.com」が、「無境界仮説」の最新の検証が行われたとのニュースを報じている。独マックス・プランク研究所のジャン・リュック・レナーズ博士らは、ハイゼンベルグの不確定原理を用いて、同説を数学的に厳密に精査。すると、トンネル効果が起こりやすい宇宙は、不規則でくしゃくしゃなことが多く、発生してもすぐに崩壊してしまうような極めて脆弱なものだったという。つまり、「無境界仮説」では我々の知っている規則的な宇宙は発生しないし、持続的に存在することができないということだ。ホーキング博士らの思弁はきっぱりと否定されてしまった。

 となると、「無境界仮説」よりも、“端的な無”や物理法則が成り立たない“特異点”を想定する従来の「ビッグバン仮説」が、現在のところ我々が知る最良の仮説ということになる。やはり、神が宇宙を創造したと考えるしかないのだろうか……? 謎は深まるばかりである。
(編集部)


参考:「Futurism.com」、「Express」、「arXiv」、ほか