パラレルユニバースを検出できる装置「LISA」を欧州宇宙機関が開発中! 余剰次元を目撃することが可能に!?
■重力波はパラレルユニバースにも波及している
先述したように、LISAに期待されているのはそれだけではない。英紙「Express」の記事(6月22日付)によると、今後の研究次第では「パラレルユニバース」も発見されるかもしれないというのだ。
ESAの科学ディレクター、アルバロ・ヒメネス・カニェテ氏が、重力波検出がパラレルユニバース発見に繋がる理由の1つをBBCのインタビューで語っている。
「我々が(LISAを使って)何を発見することになるか、現時点では全くわかりませんが、おそらく重力と量子物理学を分断する原因に近づくことができると思います」
科学的なパラレルユニバースやパラレルワールドは普通、量子力学の「多世界解釈」をもとにその可能性が語られることが多い。だが、重力理論と量子力学の相性は悪く、世界中の物理学者が両者を矛盾なく包括した統一理論の探求に邁進している状況だ。もし重力波の解明により両者の溝を埋めることができれば、極めて理論的な「多世界解釈」を実証できるかもしれないということだ。
また、物理学では11の次元の存在が予想されているが、これら全ての次元に共通して存在するとされているものこそ重力波なのだ。独・マックス・プランク研究所のグスタボ・ルセナ・ゴメス氏によれば、重力波は次元の壁を越えて波及しているはずであるため、重力波の観測が余剰次元、そしてパラレルユニバースの存在を実証するかもしれないという。
荒唐無稽と思われるだろうか? しかし、発見されるまで重力波さえ散々オカルトだと言われてきたのだ。LISAの打ち上げが予定されている2034年、世界中が腰を抜かす大発見が必ずあることだろう。
参考:「BBC」、「New Scientist」、ほか
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