左利きは数学が得意、右手ばかり使う右利きはバカ!? ガチで利き手が才能と結びついていることが判明！

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■右半球が発達している人の三割が左利き

モーツァルト　画像は「Wikipedia」より

　二人はこう締めくくっている。

「利き手というのは脳機能が間接的に表出したものに過ぎません。例えば、脳の右半球がより発達している人たちのうち、そのおよそ三割しか左利きではありません。きっと多くの右利きの人たちが左利きの人たちと似通った脳の構造をしていることでしょう。したがって、それを天才の兆候と見なすにせよ、あるいは認知機能障がいのサインと見なすにせよ、私たちが人の利き手を解釈することについては慎重にならなければいけません」

　いかがだったろうか。今回は特に数学的能力に着目して調査が行われたようだが、利き手と脳機能の関係は完全なランダムではないようだ。そこには確実に何かしらの傾向が認められる。

　ちなみに筆者は文中にも出て来たextreme right-hander（極端な右利き）というやつなのだが、なるほど、確かに何かにつけて計算を誤りまくった人生を歩んでいる（泣）。あるいは読者諸賢も自身の生活を振り返ってみれば何か思い当たるフシがあるのではないだろうか。脳科学の研究は日進月歩だ。今後も利き手に関して興味深い発見が成されることを期待したい。

参考：「The Conversation」、ほか

文＝池上徹

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