埼玉に出現した「謎の光」について防衛省と天文台に直撃取材、まさかの返事が…! UFO研究家は冷静なコメント!
10日(月)午後8時すぎ、埼玉県桶川市や川越市などを中心に、夜空に輝く「謎の光」が出現、相次いで目撃される事件が発生した。すでに各種報道でご存知の方もいるかもしれないが、この物体の正体について確定的な情報は未だ出ていない状況である。
一見したところ単なる隕石のようにも見えるが、TBSの報道によると、どうやらその可能性は低いようだ。日本プラネタリウム協議会の糸賀富美男理事長は、「隕石は早い速度で真っ直ぐ落ちるが、この光は急激に回転しているため、隕石でない可能性が高い」とコメント。結局のところ、正体は分からないという。しかし、これほどハッキリとした発光物体が我が国の空に現れたとなっては、その正体を突き止めないわけにはいかないだろう。そこで、トカナ編集部は複数の専門家に取材した。
■国立天文台「分からない」を連呼
まず、国立天文台の質問窓口に質問をぶつけてみたところ……。
「わかりません! 何時何分何秒~何時何分何秒まで現れたのか、どの位置からどの方角に向かって現れたのか、それらの情報がなければ、わかりません」
――ちなみにこちらのニュースについては把握しておられるのでしょうか?
「それは本日朝のニュースで知りました。しかし、情報が少ないため、わかりません」
――では、映像をご覧になった印象で構いませんので、どのような可能性があるとお考えですか?
「わかりません。映像ではカメラも動いているようですし、すべては想像になってしまいますので、何とも言えません。情報が少なくて判断できませんから、わかりません」
と、わかりませんを連発。これまでトカナ編集部では、日本でUFOが目撃された際、何度も国立天文台などの公的機関に問い合わせをしてきたが、これほど明確に“不明である旨”を伝えられたのは初めてである。
■防衛省・空自「話題にすらあがっていない……」
他にも写真を。 pic.twitter.com/ePXTSqUqNK
— T-man (@t_voyage6) 2017年7月11日
Twitterでも話題に
次に、防衛省の代表窓口に問い合わせたところ……。
担当者 「本省では何も申し上げることはできません。ただ、防衛省として何か分析にあたっているという話はありませんし、省内で大騒ぎになっているというわけでもありません」
念のために航空自衛隊の担当部署につないでもらうも……。
担当者 「われわれも報道ベース以上のことは知りません。ですから、謎の光の出現について情報としては把握しているものの、急ぎ部隊を派遣しているという事実もありません」
――では、映像をご覧になった印象では、正体についてどのようなお考えを?
担当者 「個人としての雑談になってしまうので、それは……なんと申し上げて良いものか」
たとえ、この物体が何の変哲もない「隕石」であるとしても、国立天文台や防衛省に情報がないとは少し不安になる回答だ。地球近傍天体、いわゆる隕石がいつどこに落下してもおかしくないと言われているなか、このような状況で我が国の空を守ることができるのだろうか? 2013年、ロシア・チェリャビンスク州で起こった隕石落下事故も、事前にまったく予期できていなかったまさに“事故”であるが、今回の発光物体は住宅密集地域の近くで目撃されており、もしこれが隕石だった場合、チェリャビンスク以上の甚大な被害が予想される。
だが、ここまで「わからない」を連呼し、「防衛省内で話題にすらあがっていない」というのはどこか違和感を覚えるのも確かだ。内部で何らかの情報統制が敷かれているのだろうか? もし、そうだとしたら――。
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