超記憶力を獲得できる「シモニデスの記憶術」とは!? 古代ギリシアから受け継がれる最強の記憶トレーニングが効果抜群!
■スマホ時代でも重要なアナログ記憶術
医学関連情報サイト「Neuron」では、視覚や場所法を用いた記憶術の実例を挙げている。
例えば、スーパーマーケットに「米、卵、りんご、ドックフード」の4品を買いに行く場合は、4品を含んだ1枚の絵を頭に入れておくのだという。その絵とは「米粒がまかれた庭でニワトリがそれをついばみ、卵を産んでいる。庭の隅にはリンゴの木があり、木陰で犬が昼寝をしている」といった、のどかな風景画だ。この絵を4品の位置とともに頭に入れておけば、買い忘れが生じないのだという。
筆者ならニワトリが強く印象に残り、うっかり鶏肉まで買ってしまいそうだ。しかし、単純に4品の単語を覚えるよりも、視覚イメージを頭に叩き込むこの方法のほうが、記憶継続期間が長いということは理解できる。単語を単語のまま覚えたところで、きっと1週間後には忘れているだろう。
なお、他にも効果的に記憶を残す方法として、語呂合わせを推奨している。例えば、先の4品を買う場合「米(Rice)、卵(Egg)、りんご(Apple)、犬のエサ(Dog food)」の頭文字をつなげて「READ」と覚えてから買い物に行く、というふうに。そういえば我々が受験生だった頃もよくやっていたではないか。「鳴くよウグイス平安京=794年」と。あれに似たセンスか。
いずれにせよ、記憶力がしっかりしているほうが、多くの場合は得をする。仕事にまつわる詳細情報などは、記憶が確かであればあるほど作業も進み、仕事のパフォーマンスも向上するだろうし、雑学の知識があればあるほど、知的好奇心から周囲を見渡すようになるため、日常生活が一層楽しくなるのは言うまでもない。
記憶する面倒を省くためにスマートフォンで撮影して事を済ませがちな現代において、昔から認知されてきた記憶術は、人間の脳をより発達させ、人生を豊かにするのかもしれない。
参考:「Big Think」、ほか
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