リンカーンの懐中時計、エルサレムの浴場、旧約聖書…! 次々と発見される「隠された謎のメッセージ5選」!
過去に何者かによって隠されたメッセージは、時に驚くべき場所から発見されることがある。それは重要人物が過去に所持していた遺品の中や、数世紀以上も昔に書かれた本の中かもしれない。そこで今回は、隠された謎のメッセージ5選を紹介しよう。
■リンカーンの時計に隠されたメッセージ
1850年代、後の第16代米国大統領エイブラハム・リンカーンは、米国イリノイ州の宝石店で、同国で製造された最高品質の18カラットゴールドケースの懐中時計を購入した。1861年3月に大統領に就任したリンカーンは、翌月に勃発した南北戦争中に懐中時計を破損してしまい、修理を依頼。時計メーカーのジョナサン・ディロンは懐中時計の修理中、文字盤下に「最初の銃が発砲された。奴隷制度は終わる。少なくとも(奴隷制度の廃止に)尽力する大統領がいることに感謝だ」と碑文を残した。碑文が記された時計は現在、スミソニアン博物館に保管されている。
■ファシズムを象徴する記念碑の下に隠されたメッセージ
2016年に歴史学者は、ローマに建造された記念碑“ムッソリーニ・オベリスク”の地下に隠された暗号の再構築に成功。1932年、当時の古典学者がイタリアの政治学者ベニート・ムッソリーニが提唱したファシズム政権と、将来的なファシズム政権の隆盛を願う文章を羊皮紙に綴ったという。そしてその羊皮紙は金貨とともに、建造された記念碑の地下へと埋葬された。3つの章に分割された1,200文字にわたる文章は、ファシズムやムッソリーニの歴史、記念碑の建設について綴られている。また中には、ムッソリーニを新ローマ帝国の皇帝と崇めるような記述も見られるなど、ファシズムを称賛する内容が多く見られたという。
■エウリピデスの隠された原稿
2013年、ある大学の研究チームが13世紀の旧約聖書・預言書の中から、紀元前5世紀のアテネに存在した悲劇詩人エウリピデスの隠された原稿を発見した。研究チームは最新技術を使うことで、エウリピデスの原稿を旧約聖書・預言書から分離させることに成功。発見された原稿からはエウリピデスの戯曲のほかに、古代の注釈も数多く記されていたという。今回発見された原稿は、エルサレムのギリシャ正教会総主教区にある図書館に所蔵されている。ちなみにエウリピデスは、生涯で92作品もの戯曲を執筆しているが、完全な状態で現存するものは19作品のみだという。
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2024.10.02 20:00心霊リンカーンの懐中時計、エルサレムの浴場、旧約聖書…! 次々と発見される「隠された謎のメッセージ5選」!のページです。アメリカ、リンカーン、暗号、メッセージ、エルサレム、山下史郎、ファシズムなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで