最悪な人生を送った5人の死刑執行人の歴史 ― 自らの親を処刑、自殺、依存症も…!
■ジョン・エリス
ジョン・エリスは紡績工から美容師へと職を変え、その後1901年から1924年まで死刑執行人を務めた。1924年のある日、ジョンは1人の女性を絞首刑に処したことが原因で酷いうつ病を発症することに。吊るされた女性の下着は血で真っ赤に染まり、噂によると彼女は妊娠していたとか…。妊娠の事実は確認されなかったが、彼女を処刑後にうつ病になったジョンは死刑執行人を引退。その後は舞台で死刑執行人の役を演じる仕事に就いたジョンだったが、自身の精神状態が改善することはなく、1932年にカミソリで喉を切り裂き自殺してしまった。
■パスカ・ローズ&ジャック・ケッチ
英国で最も悪名高い死刑執行人として知られるジャック・ケッチと助手のパスカ・ローズも、悲惨な最期を遂げた執行人として有名だ。ジャックが州長官に暴言を吐き刑務所に収監中、彼の助手であるパスカが執行人役を務めることに。ところが1686年4月に予期せぬ事件が…。パスカは共犯の男と一緒に白昼堂々、1軒の家に忍び込み衣類の強奪を図ったものの、隣人が2人の姿を目撃し警察に通報。あっけなく捕まった彼らには有罪判決が下され、死刑が執り行われることに。そして刑の執行人に選ばれたのが、驚くべきことに収監中のジャックだった。自らの助手の命を奪った同年に、ジャック自身も命を落としたと伝えられている。
(文=山下史郎)
参考:「LISTVERSE」、ほか
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