最強の男、鳥越俊太郎「抗がん剤で髪はまったく抜けなかった」 自身のがんと小林麻央さんの死、代替医療の是非を語る(インタビュー)

最強の男、鳥越俊太郎「抗がん剤で髪はまったく抜けなかった」 自身のがんと小林麻央さんの死、代替医療の是非を語る(インタビュー)の画像1鳥越俊太郎氏(撮影:編集部)

 森友・加計問題をはじめ、次々と浮上する新たな疑惑を意にも介さず、暴走を続ける安倍政権。そして緊迫の度を増す北朝鮮情勢――今後の日本は、どのような道を歩むことになるのだろうか? 課題山積の現代日本に向けた“未来への提言”を導き出すべく、筆者はこの国を代表するジャーナリストである鳥越俊太郎氏にインタビューを敢行した。

 筆者と編集者を快く迎えてくれた鳥越氏は、御年からは想像もできないほど若々しく、そしてパワフルだ。現在もジム通いを欠かさず、取材当日もスポーツに汗を流した後だったという。さすがは過去に「ダンディ大賞」を受賞しているだけのことはある。さり気なく着こなしているTシャツは、なんとアルマーニ。しかし、そんなカジュアルな雰囲気とはまるで対象的に、インタビューはトカナの過去記事では類を見ないほど硬派な内容となったのだ。話題はまず、自身の健康状態から始まった――。


■がんからの生還と健康状態

――よろしくお願いします。鳥越さんは近年、ご自身のがんとの闘病生活を社会に発信されたことで大きな話題になりました。現在のお姿はとても健康的で、肉体も鍛え抜かれており、そのような過去をまったく意識させません。どのようにがんから生還され、健康を取り戻したのでしょうか?

最強の男、鳥越俊太郎「抗がん剤で髪はまったく抜けなかった」 自身のがんと小林麻央さんの死、代替医療の是非を語る(インタビュー)の画像2左:鳥越俊太郎氏、右:筆者(撮影:編集部)

鳥越俊太郎氏(以下、鳥越)  私は2005年に大腸がんを患い、それが2007年に肺に転移、2009年には肝臓にも転移しました。何ががんの原因になったかはわかりません。しかし現在、2009年の再発から5年をとうに過ぎましたから、一般的にこれを病気の進行が止まった寛解状態とみなせるわけです。

 治療に関しては、手術・抗がん剤といった西洋医学はもちろん、漢方薬などの東洋医学も用いました。処方された(標準的な)抗がん剤で進行が抑えられたのかもしれないし、漢方のお陰で免疫力が高まったのかもしれない。証明しようがないので、どちらがより効いていたのかはわかりません。効果や副作用は人によると思いますが、ただ私の場合は、抗がん剤の副作用が出なくて、髪もまったく抜けなかったので医者が「効いていないのではないか」と疑うほど驚いていましたね。

――漢方薬の治療についてもう少し詳しく教えていただけますか?

最強の男、鳥越俊太郎「抗がん剤で髪はまったく抜けなかった」 自身のがんと小林麻央さんの死、代替医療の是非を語る(インタビュー)の画像3鳥越俊太郎氏(撮影:編集部)

鳥越  漢方薬はタニクリニックの谷美智士先生(2015年に逝去)から処方される薬を飲んでいました。東京女子医科大学で、日本で初めて心臓が悪い妊婦さんのために「鍼麻酔」による帝王切開手術を成功させた、とても有名な先生です。

――西洋医学と東洋医学との良いところを取り入れた治療を行っていたということですね。現在、食事など日常生活で気をつけていることはありますか?

鳥越  特に意識していませんが、普段から1日2食ですね。朝はヨーグルトとバナナ、昼は食べず、夜はサラダや魚・肉など。それから週3回くらいはジムに行って適度な運動をしています。

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