南極のド真ん中に超巨大穴「ポリニヤ」(4万平方km)が出現! 形成から消滅までのメカニズムが不明、科学者困惑「宇宙人基地の可能性」
今年9月、南極のパインアイランド氷河から、フランス・パリの2倍もの面積(267平方km)を持つ巨大な氷山が分離したばかりだが、またしても南極大陸で異常が観測されたとのニュースが入ってきた。なんと、大陸のど真ん中に超巨大な穴が空いてしまっているというのだ。
■オランダと同じ面積の巨大な穴が出現
オンラインユース「Business Insider」(13日付)などによると、現在、南極大陸にオランダ(41540平方km)と同程度の大きさの「ポリニヤ」と呼ばれる氷の穴がポッカリと空いているという。
一般にポリニヤは沿岸部で形成されることが多いが、今回の巨大ポリニヤは海岸線からかなり離れたところで形成されており、そのメカニズムを巡って科学者らは困惑を隠せない様子だ。
「(この謎の大穴)は驚くべきものです。まるで氷に抜き型で穴を空けたかのようです」(カナダ・トロント大学、ケント・ムーア教授)
実は、同地には1974年にも米・オレゴン州(面積25万5千平方km)と同じ面積の穴が空いたことがある。この穴は1976年に閉じ、40年にわたり閉じられたままだったが、最近、トロント大学と「南大洋気候と炭素に関する観測・モデリング(SOCCOM)」の観測により、再び巨大穴が空いていることが確認されたという。
この穴の形成、そして消失のメカニズムは未だ分かっておらず、今回の穴が今後成長を続けるか、いつ再び閉じるのかもまったく予測がつかない状況とのことだ。
●南極の巨大穴にまつわる他の未解明の疑問
・70年代の初観測以前に同様の穴は存在したのか?
・今回の穴が閉じたら、また40年間閉じっぱなしになるのか?
・気候変動が原因なのか?
■宇宙人の地下基地の可能性も…?
現在、カナダ・トロント大学と南大洋気候と炭素に関する観測・モデリング(SOCCOM)が原因解明に向け、データの収集に全力を挙げている最中とのことだ。40年の謎に終止符が打たれることに期待しよう。
ところで、これまでトカナで何度もお伝えしてきたように、多くのUFO研究らが、南極の氷の下に異星人の地下基地が存在する可能性を指摘しており、かつて南極でUFOらしきものが撮影された際、世界的UFO研究家のスコット・ウェアリング氏は、「人間と遭遇するリスクが低い地域」である南極にUFOが身を隠すことは理に適っていると発言していた。
そう考えると、今回の穴の謎を解くためには、気象学だけでなく、宇宙的・UFO学的な立場からの分析も必要になってくるかもしれない。
参考:「New Scientist」、「New Scientist」、ほか
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