人工知能(AI)が“アンネ・フランクをナチスに密告した人物”を特定か!? 10年かかる作業を秒で完遂「父オットーの周囲に…」
■10年かかる割り出し作業をAIが数秒で完遂
パンコーク氏のAI解析図によると、非常に多くのナチス支持者や情報提供者が、フランク家を囲むように住んでいたことがわかる。これではまるで、砂糖に群がる無数のアリのようだ。誰かがポロっと漏らしてしまえば近隣のナチス支持者に伝わるのも容易だろう。
人脈豊富なオットーには複数の協力者がいたため、協力者の数の分だけその家族や友人の数も相乗する。密告者の特定が困難を極めた理由がここにある。
さらに、隣接設計様式のオランダ建築も、内通候補者を増大させる。窓から顔を出すアンネの映像を見ると、隣の建物や道路にいる誰かが典型的なユダヤ人の顔をしたアンネに気付いても不思議ではない。
通行人まで含めた無数の人間のビッグデータを解析しなくてはならず、その情報量は10年近くかかる分量だというが、オランダのデータ解析企業Xomnia社の開発したAIを使用したところ、ものの数秒で情報処理ができた。そして、ようやくパンコーク氏は「支援者の家族がナチスに密告した」との見立てを出すことができた。確定までもう一息だ!
現在、オランダのメディアが彼の挑戦のための寄付を募り、ドキュメンタリー番組にしようとしている。パンコーク氏の妻には悪いが、彼には正義のために引き続き捜査を進めてほしいものだ。
参考:「Washington Post」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊人工知能(AI)が“アンネ・フランクをナチスに密告した人物”を特定か!? 10年かかる作業を秒で完遂「父オットーの周囲に…」のページです。ナチス、ユダヤ人、ホロコースト、鮎沢明、アウシュビッツ、アンネ・フランクなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで