アイシンシュタインよりIQ高い「自閉症」の天才少年、“母の決断”で突然能力が開花!ノーベル賞ホープとなるまで
■進化するジェイコブ
その後ジェイコブは8歳でインディアナ大学-パーデュー大学インディアナポリス校(IUPUI)で物理学を聴講した。当初、クリスティンが講演会場でジェイコブと座っていたので、他の学生はクリスティンを子ども連れの学生だと思っていたという。しかしその誤解はジェイコブが授業で発言をし、テストでAを取った後にすぐ解けた。最終的に大学側はジェイコブに入学することを勧めた。
ジェイコブは10歳で正式な大学生となり、13歳で論文を発表し物理学者になった。彼が自宅で公式を書く時、あまりにもそのスピードが速くて紙では間に合わずホワイトボードに移動し、そこにも場所がなくなると窓に書き続けたという。
ジェイコブは大学卒業後、スティーヴン・ホーキングを含む世界のトップ思想家の多くが学んだ物理学のメッカである理論物理学ペリメーター研究所の大学院に入学するためカナダに移った。
彼は現在19歳になるが、20カ国語を操り、ペリメーター研究所とウォータールー大学で博士号を取得するべく学んでいる。ジェイコブの担当教授は著名な物理学者リー・スモーリンで、ジェイコブは、標準量子力学の拡張機能における粒子系の諸問題の研究に専念している。
■ジェイコブの思考
ジェイコブは、いつも世界の仕組みを理解するために強い好奇心を持っていると語る。彼によれば、人生の多様なパターンはシンプルな数式で表せるという。そしてそれを理解することは実に魅力的であり、同時に謙虚にさせられるものでもあると話す。彼は間もなく、ノーベル賞受賞者になるといわれている。そしてアインシュタインの相対性理論を反証するだろうとの噂もある。
しかしジェイコブは自分自身を天才とは呼ばない。彼は13歳のときに「TEDxTalks」で、「Forget What You Know(自分の知識を忘れること)」というスピーチをしたが、彼は人間は機械的に学ぶべきではなく、それを超えて先に進むべきだと主張している。
ジェイコブが、このまま学問の道を進み続けるかどうかはわからない。子どもの頃の彼の憧れの職業は、いわゆる神童には妥当な「教授」だった。しかし今、ジェイコブはこう言う。「僕の長期的な目標はまず幸せであること、そして何かやりがいがあり、価値のあることをしたい」。
ジェイコブほど「天才」という言葉が似つかわしい人物はいない。彼が将来ノーベル賞の受賞台に立つかどうかにかかわらず、彼は幼い頃に下された診断を裏切り続けることだろう。ジェイコブ・バーネット――彼の名前を我々が一般メディアで再び耳にする日も近いかもしれない。
参考:「Disclose.tv」、「Pacific Standard」ほか
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2024.10.02 20:00心霊アイシンシュタインよりIQ高い「自閉症」の天才少年、“母の決断”で突然能力が開花!ノーベル賞ホープとなるまでのページです。物理学、天才、自閉症、IQ、三橋ココ、ジェイコブ・バーネットなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで