箱根駅伝の“生みの親”がヤバすぎる!
箱根駅伝の“生みの親”がヤバすぎる! 55年間失踪した伝説の日本人ランナーだった!
約55年かけてゴールしたオリンピック選手をご存じだろうか? それが箱根駅伝の生みの親なのである――。
■箱根駅伝の始まり(1920年)、当時の裏の目論みとは?
往路優勝は東洋大学に譲ったものの、復路では圧倒的な強さを見せつけた青山学院大学が総合4連覇で第94回箱根駅伝は幕を閉じた。
1月2、3日の両日かけて東京大手町と箱根・芦ノ湖間の往復合計10区間(217.9Km)を競い合う箱根駅伝は、学生長距離界最大の駅伝競走である。箱根駅伝本戦に出場できるのは、関東学連加盟大学のうち、前大会にてシード権を獲得した10校と予選会を勝ち抜いた9校、それに学連選抜を加えた20校だ。今回は5年に1度の記念大会ということで、選抜枠を3校増やし、23校での争いとなった。
箱根駅伝が正月の風物詩ともなったのは、1987年に始まった日本テレビでの完全生中継によるところが多い。これにより箱根駅伝の認知度は飛躍的に広まり、今では応援ツアーも組まれるほどの人気だ。正月三が日で1年分を稼ぐと言われる瀬古利彦さんの迷解説を聞かないと年が明けたと感じない人もいるとか。
第一回箱根駅伝は大正デモクラシーが叫ばれる1920年、日本マラソン界の底上げに尽力していたオリンピックランナーの金栗四三(かなぐり しそう)の呼びかけによって開開催された。参加校は、「早稲田、明治、慶応、東京高等師範(筑波大の前身)」の4校。金栗の懐には、アメリカ横断マラソンを開催し、世界の陸上界を驚かしてやろうという裏の目論みがあり、箱根駅伝は、その派遣選手を選考するという目的があったのだ。道路整備もままならぬ箱根の山の闇夜は道が分かりづらい上に凸凹の砂利道で、地元の小田原高校競争部の伴走や、青年団有志がたき火を持って誘導するなど、懸命なアシストのおかげで、無事成功に終わった。ちなみに、箱根駅伝実現にあたっては、その3年前に大成功をおさめた「東海道駅伝徒歩競争」の影響が強い。
■「東海道駅伝徒歩競争」とは?
1917年、明治維新からちょうど半世紀、「遷都50周年」を記念して、東京・上野で大博覧会が開かれることになった。そこで主催の読売新聞社が、博覧会をひとつ盛り上げようと、大マラソン大会を企画する。遷都の際に明治天皇が辿った足跡とほぼ同じコースを博覧会開催期間である3日間、日中夜かけて走破するというものであった。
総距離508キロでを23区間に分け、関東組と関西組の東西対抗という形がとられた。この大会は、江戸時代の宿場町を走って荷物を運んだ職の名前にちなんで「東海道駅伝徒歩競争」と名付けられた。まさに駅伝という競技が誕生した瞬間である。京都・三条大橋東詰と上野公園の不忍池に「駅伝の歴史ここにはじまる」と刻まれた「駅伝の碑」があるのはこのためである。トップでゴールしたのは、金栗であった。走破記録は41時間44分。当時の新聞は、日本橋三越や白木屋の窓から民衆が帽子やハンカチを降って大きな声援を送っていた様子を伝えている。特にゴールがよく見える上野精養軒では見物客でごった返していたようだ。かくして日本初の駅伝「東海道駅伝徒歩競争」は予想以上に大きな成功をおさめたのである。
それからさらに遡って1911年、金栗は翌年に開催されるストックホルムオリンピックに向けた予選会で、愛用の白足袋が途中で破けてしまうというアクシデントに見舞われながらも、当時の世界記録を27分縮める2時間32分45秒という大記録で優勝した。
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