【姫乃たま新連載】「頭の蓋がパカーって開いて世界が変わった」プリミ恥部氏の宇宙マッサージを初体験
●目には見えない世界への入り口
帰京して間もなく、ある媒体で2年半ほど毎週執筆していた連載が終了すると告げられました。代わりにエッセイの連載を依頼されたのですが、これまで人のことばかり書いてきたので、長期に渡って書ける自分自身の何かが思い浮かばず、しばらく悩んでいた時期のことです。
突然、見知らぬ編集者から「失われたものについて文章を書きませんか?」と連絡がありました。 「ないもの」について書くのは初めてなので戸惑いましたが、打ち合わせをしているうちに、ないものは今後失われることがないので、永遠に「目には見えないどこか」で存在しているのではないかという話になりました。そして、それらの目に見えないことに「永遠なるものたち」と名前をつけたのです。
思えばずっと、自分の足りない部分や、欠けている部分を見つめてきました。このテーマなら私もエッセイが書けるかもしれません。
こうして、知り合ったばかりの編集者と、TOCANAの担当編集者と私の三人四脚で、連載エッセイ「永遠なるものたち」が始まったのです。
しかし、いろいろとタイミングよく決まったものの、「永遠なるものたち」について私は何もわかっていませんでした。それでも一度回り始めた歯車は人と人を結びつけてくれるようで、すぐに神保町にある「温室」との出会いがありました。

「温室」は普段、植物の仕事をされているご夫妻の事務所として使われていて、時々、息子さんも三人で「TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)」というシリーズのワークショップをひらいています。フランス語で「都市の空き地」という意味です。最初に「温室」に足を運んだ時は、本当に空き地みたいで驚きました。どこかのオフィスや庭に飾られるのを待っている植物や、反対にどこかのオフィスや庭で育って帰ってきた植物が、室内で葉を震わせているのです。
都会には空き地がほとんどありません。ワークショップ「TERRAIN VAGUE」ではゲストを招いて、空き地のようにぽっかりと空いた場所で共有した話を、それぞれが生活に持ち帰って考えようという趣旨があります。
私はそんな「TERRAIN VAGUE」の中に「永遠なるものたち」の名前で月に一度、対談形式のイベントを設けて、目に見えないものを生業にしている方々から話を聞くことになりました。そしてこの文章は、そんな「温室」で学んだことと、それにまつわる記録です。
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