【新連載】姫乃たまの「スピリチュアル嫌い」第1回

【姫乃たま新連載】「頭の蓋がパカーって開いて世界が変わった」プリミ恥部氏の宇宙マッサージを初体験

——【地下アイドル・姫乃たま新連載】私たちは情報が溢れる現代で、自分が知っていること、理解しているもの、意識できることだけを「世界」と認識して生きています。でも実際は今でも、自分がなんのために生まれて、どこから来て、どこへ行くのか知りません。

 失ってしまったもの、はなから持っていなかったもの、私のいない世界、目には見えないこれらのことに、「永遠なるものたち」と名前をつけました。きっと、ちっぽけな私が認識できていない世界の「外」に、「永遠なるものたち」は遍在しているのだと思います。

 

【姫乃たま新連載】「頭の蓋がパカーって開いて世界が変わった」プリミ恥部氏の宇宙マッサージを初体験の画像1姫乃たまです。TOCANAでもよろしくお願いします。


●目には見えない世界を探して

 子どもの頃はとにかく、「私はどうして私に生まれたのか?」「死んだらどこへ行くのか?」、そういうことばかり考えていた気がします。だから、とてもぼうっとした子どもでした。そしてぼうっとしたまま地下アイドルになって、仕事で文章を書くようになりました。

 なんとなく地下アイドルになったので、世間にアピールするべき自分のことは差し置いて、依頼されるがまま地下アイドル業界について書いてきました。私だけでなく、業界全体にかかわることですから、できるだけ客観的に、誤解を生まないように、正確さに注意を払っているうちに、だんだんと自分の感覚的な部分には蓋をするようになっていきました。そうすることで、私自身の感性は息を潜めるようになり、ますます客観性に頼るようになったのです。

“目に見えないもの”について思い出したのは、今年の春のことでした。福岡県の久留米市まで原みどりさんに歌を習いに行った際、腹式呼吸の代わりに、「丹田(たんでん)」に息を吸い込む方法を教わったのです。「丹田」とは、“気”が集まるへその下のあたりにあるのだといいます。丹田を知らなかった私は、自分の体の中に知らない部分があることに気がついて、何か大事なことに立ち返った気がしました。

 憧れの原さんに連れられて山に登り、向こうの山に向かって大きな声を出したり、澄んだ空気を丹田に取り込もうと深く呼吸をしたことが、私にとって美しい体験だったからかもしれません。長い間、自分の感覚を優先することは恥だと思っていましたが、目に見えないものにもう一度目を向けたいと素直に思えたのです。

 思えば、この時からすでに歯車が動き出していたのかもしれません。

人気連載

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.11.14 23:00心霊
彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.30 23:00心霊
深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.16 20:00心霊
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

【姫乃たま新連載】「頭の蓋がパカーって開いて世界が変わった」プリミ恥部氏の宇宙マッサージを初体験のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで