【姫乃たま新連載】「頭の蓋がパカーって開いて世界が変わった」プリミ恥部氏の宇宙マッサージを初体験
「温室」で質問したいことがたくさんできましたが、この日は打ち合わせだったので、最後に、宇宙マッサージ中に私からどんな感じを受けたか尋ねると、「首のあたりや頭は硬く詰まっていて、腰のあたりは反対に緩すぎる感じがしましたね」と答えてくれました。ドキッとします。私はなんとなく自分の性格の柔軟性を腰のあたりに感じていたからです。
これはすごく感覚的な印象ですが、自分が立っているところを想像すると、まず足が悪い人や空間に傾倒しないように同じ場所に固定されています。ものを考えている頭も、確固として同じ場所から動きません。なので、人に寄り添う時、動かせるのが腰のあたりしかないのです(図で思い浮かべるとマヌケですね)。人から傷つけられた時は、直立したままダメージを受けると足元から倒れてしまうので、腰を折り曲げて衝撃を和らげています(こっちは想像しやすいですね)。
ただ、どちらの場合もやりすぎているように自分で思っていました。というのも、腰のあたりが緩いというと、性的なイメージを受けますが、すぐに抱かせてくれる女性と同じように、私も人の期待に応えようとし過ぎて、自分の芯がないように感じていたのです。
また、打たれ強いのはいいことみたいですが、何をしても折れない(ように見える)ので、人から過剰に期待されたり、傷つけても大丈夫と思われているようなのです。
これまで毛嫌いしていましたが、目に見えないものについて知ることは、私の世界を広げて思考を柔軟にするでしょう。きっと自由に足を運べる場所も増えるはずです。その時私は、きちんと自分の芯を持って生きていけるかもしれません。
「温室」での対談が、もうすぐ控えていました。
<今回のゲストは…>
●白井剛史(プリミ恥部)
7年間で約3万人に宇宙マッサージをしてきた。宇宙LOVEの歌を歌い、最新アルバム『UFOPIA』では、「このCDを聴いているときだけの懐かしい気持ちは、人が生きていくエネルギーの原点だと思います」と吉本ばななもコメントを寄せている。 また、KinKi Kids・堂本剛のソロアルバムのジャケット撮影、スタジオ、音源を宇宙マッサージし、さらには音源の入ったハードティスクを宇宙マッサージしながら最終マスタリングのためのNYにWi-Fiで飛ばしたことも。著書に『樹ぴター』(文芸社)、 『気をつかわずに愛をつかう』 (アーバンプロ出版センター)、 『愛を味方にする生き方』(青林堂)、電子書籍『吉本ばなな×白井剛史 特別対談』(文芸カドカワ)など。
<著者プロフィール>
●姫乃たま(ひめの・たま)
1993年2月12日生まれ。地下アイドル/ライター。16才よりフリーランスで地下アイドル活動を始め、ライブイベントへの出演を中心に、文筆業も営む。音楽ユニット「僕とジョルジュ」では、作詞と歌唱を手がけており、主な音楽作品に『First Order』『もしもし、今日はどうだった』、僕とジョルジュ名義で『僕とジョルジュ』『僕とジョルジュ2』、著書に『職業としての地下アイドル』(朝日新聞出版)『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』(サイゾー社)がある。7インチレコードやカセットテープなど、様々なメディアで音楽を発表しており、地下アイドルとしても枠にとらわれない活動を展開している。
ウェブサイト ● http://himenotama.com
Twitter ● https://twitter.com/Himeeeno
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