アレフ元信者の画家・太久磨が描き続ける「自画像としての植物」がヤバすぎる! 修行と超絶神秘体験による最尖端アウトサイダーアートを語る!

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 背景や枝ぶりが異なるこれらの絵を「自画像」とするのは、どういうことなのだろうか。

「作品と自分が連動してるっていうんですかね。人間も自然も変化して、一定じゃないですよね。その刻一刻と変化している様子を長回しで撮っているような感覚です。その世界は自分の中でちゃんとあって、どのポジションから撮るかの違いだけで、後はもう作業としてキャンバスに落としているだけ。1枚の絵というより、全体で1つの作品という感じです。それから、その長回しっていうのはまだ続いているから、風景の中に人間とか動物も出てくるんですけど、そこにドラマができて別の作品になったらいいなと思っています。自分のなかで、ゴッホに『いいね!』って言われたい、という気持ちがあるんですけど、この作品はゴッホも褒めてくれるような気がするんですよね(笑)」

 美術の歴史を振り返ると、ゴッホにしても、ヒエロニムス・ボスにしても、はたまた仏師・快慶にしても、信仰心の厚さゆえに力強い作品を生み出し、多くの人に影響を与えてきた。太久磨の「自画像としての植物」は、寄る辺ない人々の心に気づきをもたらす“現代の宗教画”と呼べるものなのかもしれない。


■太久磨 個展「自画像としての植物」
会期: 1月20日~4月2日
開館: 土・日・月・祝日 ※臨時休館あり
会場: クシノテラス 広島県福山市花園町2-5-20
http://kushiterra.com/
※ 作品の販売価格はハガキサイズのもので5,000円、キャンパスの小さいもので3万円~。太久磨作品集『自画像としての植物』も販売中。3月24日には根本敬のトークイべントを予定。詳細はコチラ


 さて、太久磨の個展を観にクシノテラスを訪れるなら、あわせて福山の2つの場所もおすすめしたい。いずれもアウトサイダーキュレーター・櫛野展正が注目する、ユニークな人物が営む店だ。

太久磨作品集 (自画像としての植物)

画集でも堪能できる超絶アウトサイダーアート

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