幸せになるのが怖い「幸せ恐怖症」患者の7つの特徴とは? 楽しいイベントなのに参加が不安、チャンスを拒否… 思い当たる人は要注意!

 SNSを見ていると自分がいかに満ち足りた日常を送っているか、どれだけ恵まれているか、どんなに幸福かを見せびらかすようなアカウントは珍しくない。だが、その一方で自らの幸せに疑いを抱き、努力の末に手に入れた幸運すら手放そうとする心の闇を暴露する書き込みもしばしば見られる。誰だって幸せになりたいはずなのに、彼らはなぜ幸福を恐れるのだろうか?

幸せになるのが怖い「幸せ恐怖症」患者の7つの特徴とは? 楽しいイベントなのに参加が不安、チャンスを拒否… 思い当たる人は要注意!の画像1画像は「Science Alert」より引用


■幸せ恐怖症とは何か?

 科学メディア「Science Alert」に今月9日付で掲載された記事によると、幸せになることに非合理的な嫌悪感を持つことは「幸せ恐怖症(cherophobia)」と呼ばれるそうだ。喜ぶという意味を持つギリシャ語の「chero」と、恐怖症を意味する「phobia」を組み合わせた言葉で、精神科医の使う診断基準である「精神障害の診断と統計マニュアル(DSM-5)」に掲載されるような正式な精神障害ではない。だが、一部の精神科医は「幸せ恐怖症」を不安障害の一種として分類しているという。

 健康情報ニュースサイト「Healthline」の解説によれば、「幸せ恐怖症」とは幸福や喜びに通じるような行動や可能性を避ける人なのだという。例えば次のような行動や考えに及んでしまうそうだ。

・ 親交を深めるためのパーティーやコンサートといった楽しいイベントに参加することに不安を覚える
・ 「きっと悪いことになる」という恐怖から、人生を変えうる大事なチャンスを拒否する
・ 参加者のほとんどが楽しいというようなイベントにも参加しない
・ 幸せになると何か悪いことが起きる
・ 幸せが自分を悪い人間にしてしまう
・ 自分が幸福になるのは家族や友人にとって良くないことだ
・ 幸せになろうなんて時間と労力の無駄

 だが、なぜ人は幸せを嫌悪し、恐怖してしまうようになるのか?

■なぜ幸せを恐れるのか?

「幸せ恐怖症」の原因について「Healthline」の記事では、内向的な性格や、過去の体験やトラウマ、完璧主義などを原因に挙げている。とはいえ正式な病気ではないため、「幸せ恐怖症」に関する研究は少ないという。生まれ育った家庭環境で自分の幸福を否定されてきた結果だと分析する人もいるようだ。

 せっかく幸運のチャンスをつかんでも、特に根拠のない不安から手放してしまう「幸せ恐怖症」――。根っからのパリピには理解不能かもしれないが、幸福につながる行動を避けることでかえって安心感や幸せを感じている場合もあるというから、これを一概に否定することはできないだろう。そもそも自らの幸福の形など、各々が決めれば良いことだ。しかし、「幸せ恐怖症」が生活や仕事に支障をきたしているような場合は別。明確な治療方針が定まっているわけではないが、「Science Alert」によると、カウンセリングや行動療法なども有効だという。

(編集部)


参考:Science AlertHealthline」、ほか

プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ