「橋下さんのツイートは信頼感ゼロ」安倍批判の風刺画で炎上した吉田照美が“政治家のSNS発信力”をメッタ斬る!
■政治家たちのツイート力について
――照美さんがフォローしてるのはどんな人ですか。
吉田 いろんな人のツイッターを見てるんだけど、今のキーマンは著述家の菅野完さんですね。凄いですよ。籠池問題をディープに追いかけてて、テレビなどのメディアに出ない「へえ!」という情報を発信してます。性格や感情も言葉に出てて、そこがまた良くて。よく凍結されてますけど凄いなーと思います。橋下徹さんは、狙った個人を強い言葉で連続で攻め込んで、コテンパンにして注目を集めるやり方ですよね。でも、言ってることがコロコロ変わりすぎで、今はもう信用してない。フォローもしてたっけなあ、してなかったかも。タレント弁護士の頃は良かったんだけど、政治家になってからは、ツイート見てても信頼感ゼロです。
――ははは。
吉田 猪瀬(直樹元都知事)さんは、フォローしてますね。猪瀬さんとは個人的な出来事もあってね。都知事時代に「5000万円をもらったかどうか」と問題になって、バッグに5000万円の札束が入らなくて大汗かいたという悲しい事件がありましたでしょ。それで結局辞任するんだけど、そのあとずっとメディアに出ない時期があったんです。で、メディア復帰する時に選ばれたのが、僕がやってる番組で。うれしいような、ナメられてるようなね。作家の時代はもう「凄い作家だ! ジャーナリズムの巨人だ!」と尊敬の対象だったけど、政治家になるとやっぱり等身大になるのかなあ。政治家になった以降は違和感があって。そういう意味では、ツイッターも等身大というか。そこがいいですよね、猪瀬さんて。
あと、大好きなのは画家の横尾忠則さんのツイートですね。ほんとに世界的な大画家なのに、なんでもない日常のことをうまく言葉にしていて。それでいて軽くつぶやいたような一言にも大きな意味が感じられる。好きだなあ。
――上西小百合さんはどうですか。炎上が武器の人です。
吉田 うーん上西さんはね、トリッキーでリスキーなツイートが持ち味だなあ。あんまり近づきたくないというか、近づくと、何を書かれるかわからないスリルがありますよね。日本維新の会の時代には松井一郎知事や橋下さんと相当近い関係だったらしくて、だから、森友と籠池さんに関するツイートは読み応えがある。でも、みんな近づきませんよね。そこがちょっともったいないというか、僕も近づきませんけども、うまくやればいいのになとは思います。それが人柄なんでしょうけどね。
■安倍首相と麻生大臣の言葉力
――言葉には人柄が出ますね。
吉田 麻生太郎大臣なんかは、1979年に初出馬した若い頃、集まった聴衆に「下々のみなさん、こんにちは。わたしが麻生太郎です」と挨拶したというね。もう、その部分に関してだけは一生ブレない。殿様といえば殿様なんだけど、おバカな殿様でしかないですよ。それに、中学生レベルの漢字が読めないというのは痛すぎます。「未曾有」が「みぞゆう」になっちゃって、今でもそれで笑われてる。自分の中でどう処理してるのかなあ、聞いてみたいです。安倍さんも同じで「…云々(うんぬん)」を「でんでん」と言ってしまったのとか、もうひどいですよね。しかも国会の壇上で、取り返しがつかない。そういう2人が、政府のナンバー1と2を占めてる国っていうのは、笑えるんだけど悲しいな~。
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2024.10.02 20:00心霊「橋下さんのツイートは信頼感ゼロ」安倍批判の風刺画で炎上した吉田照美が“政治家のSNS発信力”をメッタ斬る!のページです。Twitter、アナウンサー、石丸元章、コミュ障だった僕が学んだ話し方、吉田照美、安倍批判などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで