「脳だけで生きる豚」の実験成功、次は人間で実験!?「肉体のない脳は、死ぬより苦痛な運命」大学教授が警鐘

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「脳死」とは、脳の機能が失われ、回復が見込めない状態を指す。心臓は動いていても、脳幹と呼ばれる脳の中枢が働かなくなった状態だ。ほとんどの場合10日くらいで心臓も止まり、死に至るという。

 自分と近しい人がそのような状況になってしまったら――考えるだけで怖い。さりとて、いたずらに延命させることが、はたしてベストの選択といえるかどうか。そうなると、脳死は人の死として受け止めることが妥協点のように思えてくる。だが、現代医学界の一部では、そんな究極の倫理的タブーに、鋭くメスを入れようとする動きがあるようだ。


■ブタの脳の蘇生に成功

 トカナは先月、米イェール大学の科学者が100匹の豚を屠殺後、切り取った脳を蘇生させて、その後36時間生かし続けることに成功したと伝えた。

「脳だけで生きる豚」の実験成功、次は人間で実験!?「肉体のない脳は、死ぬより苦痛な運命」大学教授が警鐘の画像1 「Daily Star」の記事より

 なぜ、このようなむごたらしい実験をしなければならないのか。ただそれだけを聞くと嫌悪を感じるのみだが、研究チームの責任者であるネナド・セスタン博士は、実験の意義について「動物の臓器が体外にあるときの反応を知ることは、人間の臓器研究を推し進め、医学の飛躍的進歩につながる」と説明している。そして、今後は同じ方法の実験を犬にも試したいと意気込んでいるというのだ。

 ちなみに、実験では豚たちは意識を取り戻すことはなかったそうだ。しかし、研究者たちは、ある程度の意識の回復は望めると仮説を立てて研究を続けているという。

 なにより恐ろしいのは、犬の後、ゆくゆくは人間にも適用されるのではないかということだ。

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