赤ん坊の身体に閉じ込められた23歳の男 ― 身長46センチ、体重5キロ…奇病「ラロン症候群」か!?
■「ヒンズー教の神の化身」
親戚に引き取られたマンプリート君だったが、新天地の方が彼には合っていたらしい。よちよち歩きしかできない彼を、夫妻は抱き上げてどこへでも連れて行く。スプーンで食事を与えてもらい、2人の姿が見えなくなっただけで泣き出すような甘えん坊となった。
「赤ちゃんのように笑うんです。そして、めったに悲しい顔をしません。唯一、犬や他の動物が吠えたときだけ、怖がって泣き出しますけどね。家に来客があれば、進んで仲良くなろうと微笑みかけるんですよ」(カランビア・シンさん)
よく笑い、泣き、叫ぶ。コミュニケーションは、もっぱら身振り手振りで行うマンプリート君は、ものまねがうまく、また握手を求めたり、椅子を勧めたりとホスピタリティにあふれているそうだ。
また、子供心に何かを感じるらしく、実家に連れて行ったときは、泣き叫んで帰りたがるという。パンジャブの田舎では、彼のことをコビト呼ばわりしていたというから、因習にとらわれた田舎で、好奇の目にさらされて生きるくらいなら、都会で多少は経済的余裕のある叔父夫婦に溺愛され育てられたほうが彼のためだろう。それに、近所の人たちは、彼のことを『ヒンズー教の神の化身』だと信じて疑わないそうだ。
身長46センチ、体重5キロ。夫妻は「この運命を受け止めている」と話す。だが、病気の原因解明は諦めておらず、現在、インドのクラウドファンディング「Ketto」で、検査費用と高度な治療を受けるための135万円の資金を募っているところだ。
不思議な姿をして生きる青年は、周りから『ババ』と愛情を込めて呼ばれている。彼は無邪気な笑顔を振りまきながら、今日も人々を幸せにしているようだ。
(文=佐藤Kay)
参考:「The Sun」、「news.com.au」ほか
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