人間はどこまで残虐になれるのか!? ユダヤ、1ドル、浮気… 人間の超意外な本性がわかった「偉大な心理学的発見」トップ10!

8. 1ドルの報酬実験

 レオン・フェスティンガーとカール・スミスは1959年に認知的不協和(人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態)に関する驚くべき実験を行った。

 それは、学生らに糸巻き器を容器に並べて取り出したり、留め金のついたボードを回して元に戻すという極めてつまらなく退屈な作業を30分間させ、次に作業を行う学生に「面白い作業だった」と伝えた後、あらためて実験担当者から作業が面白かったかどうか尋ねられるというもの。

 実験のポイントは、2つの学生のグループに異なる報酬(1ドルと20ドル)を与えた点だ。実験の結果、1ドルを受け取った学生は実験担当者に「面白かった」という確率が、20ドルを受け取った学生らに比べて高かったという。

 これは、20ドルを受け取った学生は、つまらない作業に対する十分な報酬を受け取ったため認知的不協和が解消されたが、1ドルを受け取った学生はつまらない作業であったにもかかわらず、安い報酬しかもらえず、次の学生に「面白い」という評価を伝えたことで不協和を抱えたままになっている。そのため、「実は面白いところもあった」と認知を変えることで不協和を解消しようとしたわけだ。

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2024.03.19 16:30スピリチュアル

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