脱北作家が語る「金正恩の生い立ちと本性」が悲惨で禍々しすぎる ! 人妻不倫・隠し子・恨み…集団餓死事件も(インタビュー)
■北朝鮮の社会主義はすでに崩壊している
――でも、そうやって国外にいる人々とこっそり連絡を取っていると、北朝鮮当局から盗聴されないのでしょうか?
金氏 もちろん、当局では国外とのやり取りは制限していて、こっそり連絡を取り合っていることがバレて捕まっている人もいます。
でも、統制する側も締め付けを強くすると、人民からの反発が大きくなるのを知っている。けれど、上層部からの命令で叩かざるをえない。実は、北朝鮮では、統制する側も食うに困っているんです。だから、わざと軽く叩くことで「許してやるから金を払え」となる。捕まったほうも統制する側が大変なのを知っているので「金を払うから大目に見ていただけますか?」となるのです。
つまり、お互いに助け合っているという微妙な関係が維持されている。上層部では「ちゃんと統制しろ」と命令していても、実際には統制されていないのが今の実情です。
――じゃあ、今の北朝鮮では国家が人民を完璧にコントロールできているわけでもないんですね。
金氏 そうです。ただ、体制はそのまま維持されていますよ。だけど、以前のように国家が統制する人たちに、ちゃんと給料を支払っていないんです。
なので、統制する人たちも「法を犯した人民たちを捕まえて法的に処理をしたところで、国家からきちんと給料がでない。だったら目をつぶってあげて、人民たちから何かもらった方が得じゃないか?」という考えなんですよ。
――今、北朝鮮は人民に給料を払えない状態なんですか?
金氏 給料は支払われます。でも今、市場価格と国家価格の格差がすごく広がっているんですよ。私も北朝鮮にいた頃、国から支払われていた給料は、3000ウォンぐらいでした。
当時のレートで言うと、100ドルが北朝鮮の約30万ウォンだったんですよ。つまり、私の給料の3000ウォンを日本円に換算したら100円程度です。北朝鮮の市場価格がお給料でまかなえるならいいんですが、実際はそうじゃなく、米1キロで1500ウォンもする。つまり、私の1カ月の給料では米2キロしか買えない計算になる。だから、国家から給料をもらっても焼け石に水でとてもじゃないけど足りないんです。北朝鮮の法律的には、人民が商いをするというのはすべて不法なんですが、今はそれを容認せざるを得ない状況です。
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