「意識は物質や確率に影響を与える」プリンストン大学実験で判明していた! 科学で解明できない集合意識の“本当の作用”とは?
宇宙はひとつの大きな意識かもしれない。そんなとんでもない仮説を証明する実験がかつて行われていたことをご存知だろうか?
オルタナティブメディア「Collective Evolution」(7月17日付)によると、米プリンストン大学に1979年~2007年まで存在した「プリンストン変則工学研究所(PEAR)」において、意識が物質世界に介入していることを示すための実験が行われていたという。
米物理学者のロバート・ジャン博士は、「ランダム・イベント・ジェネレーター(REGs)」と呼ばれる特殊な装置を開発。これはコイントスのような試行を1秒間に200回自動的に行い、記録する装置だ。そのため、普通ならばコインの裏と表の確率は2分の1に収斂する。
しかし、この装置に人間の意識が関与するとどうなるのだろうか? 観測者を加えて実験を行ったところ、わずかではあるが期待値にズレが生じたという。この現象を説明することは現代の科学ではできないそうだ。
この実験の意義は科学的なものだけにとどまらない。意識が外の世界に影響を与えているということは、万物がひとつの大きな意識体として相互に繋がっている可能性があるからだ。もし全てが繋がって相互干渉しているならば、自分の意識が他人の意識へ影響を与えることもあるだろう。となれば、世界平和や人類の繁栄といった人間の種としての方向性も、この集合意識によって形作られていくと考えることもできる。
実は、宇宙意識や集合意識の存在は他の研究者によっても認められている。たとえば、AIの専門家ベルナルド・カストラップ博士は、宇宙はひとつの大きな意識であり、各人の自意識は宇宙意識が持つ別人格であるとする「宇宙の多重人格説」を主張しているし、ニューヨーク・シティカレッジ・オブ・テクノロジーの物理学者であるグレゴリー・マットロフ氏も、宇宙をあまねく覆う「原意識(Proto-conscious)」が存在し、全てが繋がっていると主張している。
また、トカナで何度もお伝えしているように、米アリゾナ大学ゲイリー・シュワルツ教授らは、科学の探究領域を意識や非物質にまで拡張する「ポスト物質主義科学」へのパラダイムシフトを訴えている。現在、ポスト物質主義科学は世界的な広がりを見せており、カナダ人の神経科学者マリオ・ボーリガード博士は、「(意識のポスト物質主義的探究は)人類史最大の科学革命をもたらす」と語っているほどだ。
意識というと極めて個人的で私秘的な領域のように思われるが、もしかしたら我々は境界のないひとつの世界に共存しているのかもしれない。今後のさらなる研究に期待したい。
参考:「Collective Evolution」、ほか
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