脳は「死」の情報に“確実に”飢えている ― 樹海周辺の新興宗教とオウムと死体について村田らむ氏が激白!

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■高学歴がなぜオウム真理教に入信したのか?

――オウム真理教の幹部には、高学歴の人が多かったですよね。

村田 成績の良さと、ヤバイ新興宗教を判別できる能力は全然リンクしていないですよね。高学歴で特に理数系であれば、「魂の世界なんかなくね?」と思いそうなものなのですが、それが意外とよくハマるんですよ。なんだろうなあ。頭が良いと常に脳みそを回転させているので、いらんことを考えることはあるかもしれない。余計なことをよく考える人のほうが宗教にハマりやすいのかもしれませんね。


――余計なことですか?

村田 食う、寝る、遊ぶということだけ考えている単純な人は宗教にハマりづらいですよね。だって、今楽しければいいんだから。結局、遠い国の戦争のことを考えて悩む必要なんかないじゃないですか。自分とはあまり関わりのないようなことまで自分のことのように思って悩む人とかのほうが宗教にハマりやすい。自分にとって整合性のある答えが欲しいな……とか。あと、死に対する恐怖感が強い人も多いですよね。「死んだら終わりよ」と思っている人はあんまりいない。

 それとね、これは樹海にも通じると思うんですが、世間が「死に対するビジョンを隠しすぎている」のも原因のひとつかなと思っています。普段、我々はそんなに死体を見ることはなく、葬式で加工された死体か、食材としてきれいに加工されて元の形がわからない死骸を見るしかありません。結局、「死体を見たい」と思う人は、死に関するリアルな情報が少なすぎるために、死体に対する飢えが出てきた人たちだと思うんです。死とはどういうものなのかを、ある程度の年までに学ぶべきだとは思いますね。


■死に対する恐怖から入信する

――「死」を知っている人が、どれくらいいるのかなと思いますね。いつまでも若くて元気でいるように錯覚している人も多いのかもしれません。

村田 なんとなくね、教育の場やテレビの報道でも「死」がないもののようにふんわりとしているんです。もっと言うと、「老衰以外の死がダメな死に方」みたいな感じになっている。でも、実際のところは「老衰以外の死」も複数存在している…この矛盾に薄々気がついている人はたくさんいるはずです。たとえば、ペットを飼っている人は動物の死を見て少しは死を感じ取ることはできるでしょう。けれど、ペットを飼ったこともなければ、老人の死も経験したこともなく生きていると、脳が死に対して飢えるんですよ。だから、樹海で死体を見たりして、死はどういうものなのかを勉強したいんだと思うんですよ。

 公開処刑は、昔は娯楽として見ていたわけじゃないですか。娯楽として見るということは、脳が「死」を知ることを求めているということなんですよ。求めているからこそ「死」について学ばないといけない。


――だからみんな樹海に死体を見に行くというのは、脳の渇望なんですかねえ。

村田 まあ、実際に樹海まで行かなくても、僕のイベントで死体を見たり話を聞いたりする人がいるというのは、リアルな死を勉強したい人が多いからなんだと思います。

脳は「死」の情報に確実に飢えている ― 樹海周辺の新興宗教とオウムと死体について村田らむ氏が激白!の画像6撮影/村田らむ


――死後の世界が科学的に証明される時代が来たら、あらゆる宗教がなくなるんでしょうかね。

村田 でも、普通に考えれば死後の世界なんて、ないじゃないですか?


――天才物理学者のホーキング博士が「死後の世界はない」といって物議を醸しましたよね。でも、前世記憶を持っているという人もいるじゃないですか。

村田 それは、嘘じゃないですか(笑)


――村田さんは、結構現実的ですね。それでも死後の世界はあるような気がするんですが。

村田 僕は現実的ですよ。僕が死んだ後にもこの世界はあると思いますが、僕が死んだら永遠に僕の意識は蘇らないだろうなと思っています。当たり前のことですけどね(笑) 霊だの魂だの、いい大人が本気でする話じゃないですよ。

樹海考

樹海で死体を見つけたんですが…

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