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村田らむ『樹海考』出版記念インタビュー。オウム真理教信者は死を怖がり、現代人は死体に飢えている!】

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村田らむ氏
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樹海考』(晶文社)

 漫画家・ライターとして活躍する村田らむ氏は、20年以上も樹海を自分の足で歩き、取材を続けてきた樹海の第一人者である。村田氏は、樹海取材の集大成ともいうべき『樹海考』(晶文社)をこのほど上梓した。出版記念インタビュー第3回目では、村田氏が長年追い続けてきたテーマ、新興宗教について語る。そして、村田氏が潜入したオウム真理教の後継団体『アーレフ』や、オウム真理教の真実について危険な領域まで明かしてもらった。

樹海考インタビューまとめ読みはコチラ


■樹海と新興宗教

――樹海の周辺には新興宗教施設が幾つかありますが、やはり霊山・富士山の近くだからでしょうか。

村田 富士山の近くにある幸福の科学の支部にはじまり、大きい新興宗教から小さいものまであります。富士山は何といっても日本最大の霊山ですからね。そもそも大噴火の前から宗教団体があるんで、新興宗教がある場所としては古いんですよ。有名な「富士講」という山岳信仰の宗教団体は、江戸時代から出てきました。また、樹海の中にはかつて「乾徳道場(けんとくどうじょう)」という神道系の新興宗教施設もありましたよ。

――富士山麓には、かつてオウム真理教の宗教施設がありました。そういえば、村田さんは新興宗教をテーマにした体験・潜入取材もされているわけですが、オウム真理教の後継団体『アーレフ』に一時潜入取材されたんですよね。

村田 今から15年前、潜入取材として3カ月ほど西荻にある杉並第一道場に入っていました。そのことは、TOCANAからインタビューを受けて、記事として掲載されましたけれど。(記事はこちら


――すぐに入信できましたか?

村田 「悩み事があるんですが」と言ったら、「じゃあいっちょ修行してみるか!」と言われてすぐに入信できましたね。しかも、最初に対応してくれた方が“心が読み取れる”という人だったんですが、まったく読み取られることもなく、潜入取材だとバレることもありませんでした(笑)。

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撮影/村田らむ


■『アーレフ』は『麻原教』

――当時の『アーレフ』はどのような感じでしたか?

村田 僕が入信した時は、上祐史浩氏がトップでした。当時、上祐氏は、自分が『アーレフ』のトップになろうとしていたと思います。けれど、結局上祐氏は麻原に反発して『ひかりの輪』を立ち上げたと言われていますね。確かにそういう空気は少し感じました。


――『アーレフ』と『オウム真理教』の明確な違いはないのですか?

村田 彼らがなんと言おうが『アーレフ』と『オウム真理教』は同一宗教ですよ。どちらも『麻原教』ですよね。


――実際に入ってみて異常だなと感じたことありますか?

村田 修行したら超能力が身につくと思ってる時点で、おかしな人達だとは思います。オウムの中に入ってると周りが全員そういう人達なのでわからなくなってしまいますけど。周りから見たら、空中浮遊だの言っているおかしな集団です。

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撮影/村田らむ


■オウム信者は増える

――宗教は教祖が死んで、そのシステムだけが残るのが良いといいますが、麻原が死刑になった今、まさにそうなりました。キリスト教もイエス・キリストが死んでそのシステムだけが残った。

村田 それって運営を誰がするかの問題ですよね。2代目・キリストっていないですし。創価学会みたいに、会を回す人が移り変わっていくシステムになるんじゃないですか?


――今は、オウム真理教に対しての社会的な関心が低くなっていると感じます。オウムの地下鉄サリン事件を知らない世代も多いですし。

村田 でも、今回の死刑の報道で、毎日のようにオウム真理教のことがテレビで報道されていますから、少しは信者増えるんじゃないですかね? これで興味を持つ若者も増えるでしょう。アングラ男子や中二心を持った人が、興味本位で入ってみようと思いそうですよね。そういうのが千人に1人でも出てきて集まれば、すごい数になりますからね。

――若い人がたくさん入信しているといいますね。

村田 若い人が入ることは、多いと思います。でも、それを止めることはできないでしょうね。小乗仏教の修行をして自分を高めるという受け皿がそんなにあるわけではありませんから。


――小乗仏教とはどういったものでしょうか?

村田 小乗仏教は、自分を救う仏教。大乗仏教はみんなを救う仏教なんです。たとえば、キリスト教は、大乗でしょう? キリストがすべての罪・責任を負ってくれるので、信者は天国に行けるんです。小乗は自分が修行をして、生まれ変わった時にステージを上げていくものなのです。そして究極の目標は解脱することですね。


――自分を救うことがオウム真理教の根本的な考えなんですね。

村田 そう、それがオウムの根本です。結局、麻原彰晃や大川隆法は「最終解脱者」。つまり、ブッダじゃないですか。下から動物界、餓鬼界というように、すごろくのようにステージがどんどん上に上がっていく。だから、信者は修行して生まれ変わって、少しでも次の高いステージに行こうとしているんです。

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撮影/村田らむ

樹海考

樹海考

樹海で死体を見つけたんですが…

コメント

2:上原さん8/8日会いに行くね❤︎2018年8月 3日 02:19 | 返信

んー 何か自分が宗教を求める理由の観点が村田氏とは全く異なる。生死関係無くて生きてる事に感謝した方が良い、何故か?その理由の答えを見つける為だ。それを見つける為に自分の中にある仏を含んだ自分自身と向き合う意味での宗教だね 俺の場合ね。

その答えを見つけられないから人間は勝手に産まれてきて勝手に死ぬんだとか根本原理は動物と同じみたいな単純で漠然とした思考になるんかなぁ、とかさ。

1:匿名2018年8月 2日 20:46 | 返信

>遠い国の戦争のことを考えて悩む必要なんかない

そうやって、ごく身近な事象だけで死生観を完結するのもアリ。だが、いまやスマホに搭載され当たり前の様に使っているGPSは相対性理論の賜物であり、意識せずとも日常生活の中で天文学や物理学の恩恵を享受している。だからといって、宇宙に想いを馳せないまでも、経済は地球規模なわけで遠い国で戦争があればガソリン代にも影響するかもしれない。せめて地球の出来事には関心を持ってもいいとは思う。そうなってくると宇宙も他人事ではなくなってくる。となると、

>霊だの魂だの、いい大人が本気でする話じゃない

これもアリ。だけど存在の否定を科学的には説明できない。もちろん肯定も証明できない。ここまで考えた上での結論なら構わないが、そのようには読めない。やけにホストは肉体的だと強調しているが、私は歌舞伎町のとある老舗でナンバー3だった過去もある。このインタビューを読む限りでは、この著者は長年取材したという割には深層心理に迫れていない表面的な浅い部分で多くを理解してしまっているような気がする。切り口が興味深いだけにとても残念。

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