「命落とすよ」取材中に目から血を流した老婆が警告! 沖縄「ユタの祠跡」にまつわるヤバイ過去とは!?

「命落とすよ」取材中に目から血を流した老婆が警告! 沖縄「ユタの祠跡」にまつわるヤバイ過去とは!?の画像3撮影=小倉門司太郎

「あなたは内地から来なさった方かね。ほうぼうでこの祠の話を集めているって聞いちょるよ。そんなのして何するですか? 何かの研究ですかい? 悪いことは言わねぇ。この話には、あまり首を突っ込まん方がぇぇ。命落とすよ。首とれるよ。血見るよ」

 そう言って顔を上げた老婆は、信じられないような表情をしていた。皺だらけになった顔の皮膚は、波を打つかのように垂れ下がり、真っ白になった眉毛は、20センチ以上伸びていた。そして、あろうことか左目が左耳の近くについていた。その目からは、血のようなものが滴り落ちていた。

 老婆の表情は、人間のそれとは、ほど遠いものだった。昔話に出てくるような話が現実になったのだ。その日の晩、民宿でウトウトしていると夢を見た。

 “祠があったと思われる場所には、あの老婆が立っていた。真っ白な髪は、顔の前に垂れ下がり表情を伺い知ることはできなかった。やせ細った手には、コンクリート製の線香立てが握られていた。その手元を良く見ると、数本の線香から煙が上がっていた。しばらくすると、その煙が老婆の顔を包み込んだ”

「命落とすよ」取材中に目から血を流した老婆が警告! 沖縄「ユタの祠跡」にまつわるヤバイ過去とは!?の画像4撮影=小倉門司太郎

 “老婆の顔を包み込んでいた煙が天に昇っていくと、この老婆は顔を上げた。左側の目は、日中に会ったときよりも数倍の大きさに膨れ上がり、魚の目のように中央部分が盛り上がっていた。それは、人間の表情ではなかった。慌てて飛び起きると、部屋の片隅に古ぼけた小さな鈴が落ちていた”

 夏休みに入り、沖縄や奄美群島の島々で羽根を伸ばす大学生も多いことだろう。もちろん、それはとてもいいことだ。しかし、興味本位で『聖なる場所』に足を踏み入れない方がいい。何らかの形で<アテ>られる可能性がある。霊感のある人なら死者の霊が家までついて来るかも知れない。かの土地は、甘く見ない方がいいのだ。

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文=小倉門司太郎

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