未解決案件だった「スパゲッティを2本に折る方法」が遂に発見される! MITが研究… 科学界激震!
■“ヒネって曲げて”折れば2本になる
MITの研究チームが先日、学術ジャーナル「Proceedings of the National Academy of Sciences」で発表した研究レポートでは、スパゲッティを2本に折る方法を突き止めたことを報告している。
研究チームはスパゲッティを折る実験を繰り返し行ったのだが、正確性を期してスパゲティの両端を台座のような留め具で挟んで固定する方法を用いていた。そしてこの留め具は、カメラの三脚のように左右に傾けられる機能も有していたのだ。
そこで研究チームは、挟んだスパゲティの角度を変えつつヒネりを加えた状態で曲げて折る実験を繰り返した。そしてスパゲティのヒネりを360度、つまり両端を逆方向に180度ずつにしてから留め具を徐々に近づけてスパゲッティを折った場合、きれいに2本に折れることを発見したのである。“ヒネって曲げて”折ればスパゲッティは2本に折れるのだ。特に直径が1.7mmのバリラ(Barilla)No.5と、直径が1.9mmのバリラNo.7の乾燥パスタで一貫して見られたということだ。

曲げられてもヒネられても、折られた瞬間にスパゲティは元の一直線の姿に戻ろうとするのだが、ヒネられたほうの復元力が先に発生するという。先にヒネりが戻ることで、曲がりから戻ろうとする“スナップバック効果”のインパクトを逃がして、新たな“骨折”を防いでいると説明できるということだ。
研究チームは、今回の“ヒネりの効果”がさまざまなロッド状やチューブ状の構造物の力学的理解を深めるものになると説明している。
「2次元および3次元材料の破壊力学を制御するために、どのようにヒネりを用いることができるかを探ることは興味深いことです」と研究チームのヨルン・ダンケル准教授は語る。
ともあれ実験では、膨大な数の乾燥パスタを来る日も来る日を延々と折り続けた研究者たちだったのだが、ようやく結論が出た今となっては、しばらくスパゲッティは見るのも食べるのも勘弁、ということらしいが、いやはやなんとも……。
参考:「Outer Places」、「Phys.org」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊未解決案件だった「スパゲッティを2本に折る方法」が遂に発見される! MITが研究… 科学界激震!のページです。パスタ、物理学、イグノーベル賞、仲田しんじ、MIT、スパゲッティ、リチャード・ファインマン、破壊力学などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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