レイザーラモンRG「山口組あるある」から「ブッダ、キリスト、ゲイバー、北朝鮮」まで“あるある真理”を大激白!
■「あるある」は気持ちいい!
――「あるある」を思いついた時ってどんな感覚なのでしょう。
RG 気持ちいいですね!「やっと繋がった!」っていう。
――繋がる気持ち良さって?
RG 「わかるー!」というように、共感できた時。この本にも書いてありますが「キスあるある」で「ジェンキンスさん思い出しがち」というのがあります。でも、これは若い子たちにはわからないですよね。「北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさんが夫のジェンキンスさんと空港で再開した時、あれだけ大勢の人たちが見ている中で情熱的なキスをしたのでびっくりしたよね」というように、あの時代のワイドショーを見ている同世代の人たちだったら共感できます。こういう共感も気持ちいいんですよ。なので、あえて、対象を狭めて「あるある」を提示するパターンもあります。
■裏社会系「あるある」
――著書にある「山口組あるある」の項目で「ハロウィンにお菓子配りがち」が面白かったです。
RG 「山口組あるある」は、この本ではかわいく書いたつもりです。ドロドロしたのもあるわけじゃないですか(笑)。あと、裏社会系では、「襲名披露式は制作会社に頼んでしっかりした映像を作りがち」というのはありますよね。リムジンが坂を上がってきて、料亭みたいなところに到着すると、そこには「祝○代目〇〇組襲名」というように文字がダダーン!と出て来るかっこいいビデオです。
――なるほど。裏社会というと「指をなくしがち」というイメージがあるのですが……。
RG 指詰めも昔はよくあったことらしいですよね。でも、「昭和時代は工場で働いている人が機械に挟まれて指を落としがち」でした。
――?? それは、指詰めとは関係ないですよね。
RG そこなんですよ。指がない昭和オヤジたちは「機械に挟まれたから、指がないのよ。昔工場で働いてて」って言いがちなんですけど、それって言い訳なんじゃないかっていう。「今は堅気だけれど、もしかして昔、そっちだったから、言い訳として工場勤務を使ってたのかな」とかね。
■『地下クイズ王決定戦』
――そういった知識はどこから得るのでしょうか(笑)
RG この手の話題に詳しくなったのは、BSスカパー!の『地下クイズ王決定戦』に出演してからですね。あの番組はアンダーグラウンドなクイズばかりを出してその王者を決める番組ですから。それと、僕がもともと調べるのが好きというのもあって。トカナさんもよく拝読させていただいています!
――ありがとうございます! 情報源は舞い込むものなのでしょうか? それとも自分から特別な場所に足を運ぶんでしょうか?
RG 「あっ」と思ったらすぐに携帯で調べるタイプです。特に、ツイッターで「●●のあるあるは、ありますか?」と聞かれた時に、「ないです」と答えたくなくて、返信するために必死で調べてましたね。そのために徹夜したこともあるくらいです。しっくりこない返事をするのは悔しいじゃないですか。
――そんなに調べてて、疲れませんか?
RG 「ものを知ること」の重要性に気づいた事件があったんです。先の『地下クイズ王決定戦』で出題された問題を僕が当てて脚光をあびたことがあって。「ケツの穴に入れてそのまま精子が出ることをゲイの間ではなんというか?」というお題だったのですが、それに答えることができたんです。
相方のHGがブレイクした時、彼が、新宿二丁目のゲイバーの方々に「ハードゲイやらせてもらっています」と挨拶に行ったんですが、その時、僕も「リアルゲイです」という感じでついて行ったわけです。そしたら、そこにいたゲイの人から「ケツの穴に入れられた瞬間に、射精することを『ところてん』というのよ。ギャハハ」っていうのを聞いて、その問題がクイズに出たという。
問題が出題されて「ところてん!」と僕が当てた時、会場が「おおーーーっ!」となって、それがすごい気持ちよくって。あの時、ゲイバーに行っておいて良かったと思いました。だから、普段何をするにも、好奇心をもって知る態度を貫き通せば、必ず後々生きてくると思って生きています。
「あるある」とは単なるお笑いネタではなく、何と数学から物理学、そして、この世の真理にまで到達するという太古の昔からあった高尚な哲学だったのだ! 「あるある」とは、ビッグバンで地球が誕生したはるか45億年前からあるいはそれ以前から存在していた宇宙からの贈り物だったのだろうか? その「あるある」を伝導するレイザーラモンRG氏とは、一体何者なのだろうか? 次回の、出版記念インタビューでは、「あるある」とともにRG氏を深掘りしていく。
●レイザーラモンRG
日本のお笑いタレント。吉本興業(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)所属。本名・出渕誠(いずぶちまこと)。1974年6月8日、熊本県益城郡生まれ、愛媛県八幡浜市出身。立命館大学経済学部卒。学生時代に学生プロレスでレイザーラモンHG(住谷正樹)と出会い、97年10月にお笑いコンビ「レイザーラモン」結成。コンビとしての活動のほかピン芸人として「あるあるネタ」などでブレーク。身長177cm、体重77kg、血液型O。
・ツイッターアカウントは@rgizubuchi
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