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あるある黙示録』(双葉社)

 細川たかしのものまね「こぶしたかし」などの“あるある”ネタで知られるレイザーラモンRG氏。「~しがち」というフレーズで世の中の真理を鋭くつく「あるある」は今、社会現象となっているのだ。そんなRG氏がこのたび、エッセイ集『あるある黙示録』(双葉社)を上梓した。「料亭あるある」は「料理にとろみをつけがち」、「イケメンの変人あるある」は「男性アナウンサーになりがち」、「ジャニーズあるある」は「“君”づけで呼びがち」など、幅広く「あるある」が楽しめる内容となっている。

 TOCANAでは、RG氏に直撃インタビューを敢行。知られざる「あるある」の世界について踏み込んでいく。


■太古の昔から存在していた「あるある」

――「あるある」とは一体何なのでしょうか。

レイザーラモンRG、以下RG たとえば、昔から「肩こり現象」はあったけれども、「肩こり」という言葉ができてから肩こりが増えたという現象がありますよね。「うつ病」という言葉ができてから、うつ病患者が増えたり。それと一緒で「あるある」というものは、本来太古の昔からすでにあったものなのです。で、今私がそれを「あるある」として披露することであるあるが認識されてきたということになります。


――太古の昔からあるあるがあったのですか!

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RG たとえば、古文の「あり・をり・はべり・いまそかり 」という「ラ行変格活用動詞」というのがあります。「“おります”というのが“はべり”という意味だな。“いらっしゃる”というのが“いまそかり”という意味だな」というように、古文学者が見つけた法則です。つまり、「こういうときは絶対こうなる」という法則は「あるある」なんですよ。物理学の「フレミングの法則」も「あるある」、数学の方程式も「あるある」。もっと言うと、「こんにちは」という意味も、今ここにいる人たちは全員わかっているじゃないですか。そもそも言葉も「あるある」だなと僕はそう認識しております。太古の昔、人類が猿人で言葉がない頃も、「オーッ!」とか「ガルル~!」とか言いながらコミュニケーションを取っていたわけじゃないですか。そのうち、「バララ~」と言ったら「敵が来た」というように、それは彼らの中にある「あるある」となったわけですよ。


■世の真理を説く「あるある」

―― ものすごく深い話です! でも、昔と違って今はネットメディアが普及しているから“みんなの共通情報”が少なくなっている分、「あるある」を探すのが難しいのではないでしょうか。

RG 確かにそういう面もありますよね。アニメ好きの人とビジュアル系のファンは、相容れないわけじゃないですか。ですが、相容れない人たちも人間ですから、最低限の「あるある」はいっぱいあるんですよ。「目やにが出る」とか「眠たい」とか。なので、人としての「あるある」なら、たとえ趣味趣向が違ってもあるんですよ。


――著書にも書かれていましたが、だから「あるある」は「世の真理」を説いているんですね。

RG ブッダやキリスト、また、いにしえの哲学者たちは「人間あるある」に気づいていた人たちですからね。どの宗教もだいたい同じことを説くのもそういうことじゃないですか。普遍的なことが書かれたものはずっと読まれますし。ただ、真理というとお堅くなってしまうので、「あるある」はもっと幅広い感じではあります。たとえば、「携帯には指紋つきがち」とかね(笑)。

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