インド州当局が3.6億円でエイリアン文明調査か!? 古代インドの岩絵にアフリカの動物が描かれていることが判明で
■インドには存在しないサイやカバの絵
だが、同時に不可解な点も見つかった。岩絵には古代の人々や動物、鳥、幾何学模様など多種多様な事象が描かれている。サメやクジラ、亀などの海の生物が描かれていることにも驚かされるが、なにより信じられないのはインドには存在しなかった種、サイやカバの絵まで見つかっていることだろう。アフリカにいる動物が、なぜインドの岩絵に登場するのか。
アフリカの動物がかつてインドに生息しており、なんらかの理由で絶滅したのかもしれない。また、ペトログリフを描いた人々はアフリカからインドに渡ってきた、もしくは、かなり広範囲を集団行動していたと考えられなくもないが、今はまだエビデンスがない。
一方でまったく別の推測もささやかれている。これまで知られていなかった未知の文明、つまり先史以前に地球外の生物が文明を築いていたのではという説だ。
目下、各界の専門家を交え、先史時代に存在したかもしれない動物の生態と、当時このエリアに住んでいた“何者か”について白熱した議論が繰り広げられているという。
マハーラシュトラ州は現在、約400のペトログリフについて、さらなる調査を行うため、2億4000万ルピー(約3億6000万円)を投じているそうだ。
太古の昔、アフリカとインドを結ぶミステリアスなメッセージが発せられた。受信者が謎解きに四苦八苦することは、案外、発信者の想定内なのかもしれない。
(文=佐藤Kay)
参考:「Daily Mail」、「BBC」、ほか
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