【世界初】切断した四肢が生えてくる技術の実験に成功! 24時間バイオリアクターを装着するだけでニョキニョキ!
2018.11.09 10:00
バイオリアクターは3Dプリンタで形成され、シルクタンパク質ベースのヒドロゲルで満たされ、プロゲストロンというステロイドホルモンの一種を含んでいる。プロゲストロンは組織の修復や再生を促進する働きがあり、バイオリアクターは切断部に効率よくこの物質を行き渡らせることができるのだ。
この装置を装着するのは24時間だけでよく、切断部位はその後数ヶ月間かけて、太い骨と神経や血管の通ったヒレのような形の組織へと再生する。完全に元の形には戻せなかったが、カエルはこの足を使って泳げるほどに回復したという。
左は通常できる棒のような組織。右はバイオリアクターでの治療で再生された組織。画像は「Tuft Now」より引用
タフツ大学のプレスリリースによれば、今回の研究結果は再生治療を開発する上で強力なツールになるといい、哺乳動物を使った研究にも着手しているとのことだ。人間でも四肢の再生が可能となれば、事故や病気で手足を失った多くの人々が救われるだろう。1日も早くその日がくることを願ってやまない。
(編集部)
参考:「Daily Star」「Tuft Now」「Cell Reports」ほか
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