嫌な記憶を「偽りの記憶」で塗り替える“思い出移植”が10年以内に実現! オックスフォード大発表、トータル・リコールが現実に
2018.11.15 10:00
画パイクロフト氏「NDS」より引用
だが、この技術には危険な一面もある。悪意あるハッカーが遠隔操作で記憶を盗んだり、思考を読み取る装置を埋め込むかもしれないというのだ。サイバーセキュリティの専門家ドミトリー・ガロフ氏は次のように語っている。
「神経刺激装置を狙った攻撃がたとえないとしても、問題はそのような脆弱性を取り除くことが難しい点です」(ガロフ氏)
とはいえ、夢の技術にはネガティブな面よりもポジティブな面を期待したいところだ。
今年5月には、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)が、2匹のアメフラシの記憶を入れ替えることにも成功している上、2016年には“神経科学界のノーベル賞”とも言われるほど名誉のある「Brain Prize」を受賞したティム・ブリス教授は、「マリリン・モンローと一夜を過ごした記憶を植え込むことができる」と豪語しているが、パイクロフト氏によると、「10年後には記憶の消去から記憶の移植までセットで可能になる」というから驚きだ。記憶移植の実現はまさに時間の問題だ。今後の研究の進展に一層期待したい。
(編集部)
参考:「Daily Mail」、ほか
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