インターネットが100倍速くなる「ツイスト」技術誕生のヒントはDNA!? 速いなんてもんじゃない、これからの光ファイバーが凄すぎる!!
■2020年までには広く普及
NBNは2020年までにこの計画を完了するとしているが、初期計画していた光ファイバーをユーザーの敷地まで直接設置することで高速通信サービスが確保できる FTTP(Fiber To The Premises)ではなく、多くの家庭はケーブルテレビ局から光ファイバーで配線した後にコンバーターで各世帯へ同軸ケーブルを配線するFTTN(Fiber To The Node)を使用している。FTTPと比べると安価ではあるが、ネットの速度が遅くなるのが悩みどころだ。
NBNは2018年1月にFTTNを利用する顧客のうち、4世帯中3世帯がNBNの最速サービスにアクセスできないことを認めた。CEOのスティーブン・ルゥ氏はFTTNよりもケーブルの使用数が少ないFTTC(Fiber To The Curb)を敷設した建物の数を増やす計画を明らかにしている。
一方で前述のグゥ教授は新たな研究で、FTTCのように屋内で大量のメタルケーブルを使用するネットワークでも機能することを確かなものにし、これから先の問題点を軽減すると共に情報の転送をより効率的にしていくと語る。
NBNは2020年までに4,600万世帯がFTTNを、1,400万世帯がFTTCを、そして200万世帯がFTTP を敷設できると見込んでいる。これについてNBNの広報は、全ての準備を整える前に、機器メーカーやネット業者から幅広く受け入れられる必要があると発言している。
インターネット普及率は93%と言われる日本でも光ファイバーは多くの世帯で利用されてはいるが、他の利用者の影響を受けて通信速度が遅くなったり災害時の復旧に時間がかかる、また料金が割高などのデメリットもある。新たに登場したツイスト光ファイバーはこれらの問題点も解決して全世界に驚異のスピードで情報を送受することができるのだろうか。ネット環境が劣悪な現在地から期待を込めて見守りたいところだ。
(文=清水ミロ)
参考:「The Guardian」、「We Are Social」、ほか
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