【実録】クジャクを解体して食べてわかった「3つの衝撃」とは!? 全画像公開…ヤバ過ぎる“砂肝”と“異臭”も発覚!
●いざ、クジャクを解体!
「固い、抜けねえ!」
当たり前だが、クジャクには羽根が生えている。これを抜かなくてはならない。集まった男たちが総がかりで、順番に羽根を抜く。これが抜けない。まるで終わらない。30分近く、羽根を抜いては捨て抜いては捨て、ようやく地肌が見えてきた。
大きな羽根を抜いたら細かい羽根をむしり取る。何人もの手が一斉にクジャクに伸びて、羽根をむしる。傍から見ているとゾンビである。お腹のあたりがゾワゾワする。手で取り切れなかった小さな産毛は、バーナーで焼き切る。これでクジャクがクリスマスのチキンのようになった。
内臓を抜く。クジャクは撃たれてそのまま冷凍されたので、血抜きもしていないし、内臓もそのまま。クジャクがおいしくないというのは、このあたりの食肉処理にも理由があるんじゃないか。
鹿にしてもイノシシにしても、血抜きと保存方法で味が激変する。撃ったその場ですぐに血抜き・解体をした鹿を食べた時は、味のあまりの違いに目が丸くなった。鹿はものすごくおいしい肉なのだ。
クジャクの内臓は胃袋と心臓とレバー、砂肝が全部くっついていた。驚いたのは砂肝のサイズだ。ニワトリの砂肝の5倍は軽くある。10倍かもしれない。とにかく大きい。レバーがおまけにしか見えない。
切り開いて、もっと驚いた。砂肝はなぜ砂肝かといえば、砂が入っているから。鳥は歯がないので、食べたエサを呑み込むしかない。食べ物の塊を消化液だけで溶かすには、負担がかかり過ぎる。食べたものを細かくする器官が必要で、それが砂肝なのだ。小さな石を飲み込み、それが砂肝に蓄えられる。ついばんだエサを砂肝がすりこぎのようにすりつぶし、消化しやすくするのだ。
砂肝がそういうものだとは頭ではわかっていたが、裂いた砂肝から出てきたのは、砂粒なんてかわいらしいものではなく、砂利。びっちりと砂場のように砂と小石が詰まっていた。こんなに砂利でパンパンで、どうやって食べ物をすりつぶすのか。
揚げる前のフライドチキンのようにモモ肉と胸肉、背肉に切り分けると、わかりやすく食べ物になってきた。とりあえず素の味が知りたいので、薄く切り、塩コショウをして焼いてみる。クジャクの焼き鳥である。
さて、味は? 本当にマズくて埋めるほどなのか? 見かけは極めて鶏肉。皮はすごく固いが、肉はさほどではない。まるで鶏肉だ。味も鶏肉……? なんだ、この苦味は?
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2024.10.02 20:00心霊【実録】クジャクを解体して食べてわかった「3つの衝撃」とは!? 全画像公開…ヤバ過ぎる“砂肝”と“異臭”も発覚!のページです。カレー、クジャク、焼き鳥、駆除などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで