自分のことを「AI」だと思われたくなかったら「●●●」と叫べ!(最新研究)

「チューリングテスト」をご存じだろうか。1950年、イギリス人数学者のアラン・チューリング博士が「機械(コンピュータ)は考えることができるか」という疑問から考案した判定テストとして知られている。人工知能の開発を語るには、無くてはならない存在だろう。

6minimalturingtest1.JPG画像は「Wikimedia Commons」より


■「極小チューリングテスト」とは

 チューリングテストの提唱から70年近くがたった今、アメリカのマサチューセッツ工科大学とペンシルベニア大学の合同研究チームは、当時とは違う角度から再び、この歴史的な実験に光を当てることを試みた。

 博士が編み出したオリジナルを、よりシンプルに改良して作成され「極小チューリングテスト」と名付けられた。この実験は、AIに挑むといったものではなく、人間はいかに考えるのかをモニターすることにより、「何が人間を特別な存在にしているのか」を解明することを目的としている。

 このテストに質問は1つしかない。「あなたが1単語だけを使い、別の人間に『自分は人間である。AIではない』ことを納得させるとしたら、どんな言葉を選ぶか」というものだ。裏を返せば、どんな1語を言えば、自分は人間であって、AIではないことを相手に証明できるかという実験ともいえる。

6minimalturingtest2.JPGCnet」の記事より

 実験は至ってシンプルだ。

 ステップ1:異なる社会階層の被験者約1,000人に対し、同一の400語が与えられる。

 その中から、AIには理解が難しい、人間らしい言葉を1語だけ厳選する。研究チームは、選ばれた言葉をカテゴリー別に分類後、それぞれランキング1位の単語を選抜する。

 その結果、次の10語が選ばれた。

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