自分のことを「AI」だと思われたくなかったら「●●●」と叫べ!(最新研究)
愛、どうぞ、慈悲、人間、同情、共感、ロボット、バナナ、生きてる、うんち。
「愛」や「慈悲」などは、AIではおよそ真には理解できないと思われる言葉だろうし、「どうぞ」というのも興味深いところだ。
ステップ2:2,000人の審査員に、これら10語から2語を無作為にペアにしたカードを見せる。
彼らに「2語のうち、それぞれどちらが人間、AIが選んだ単語か」を判定してもらう。
その結果、なんと“うんち”こそが、人間がチョイスした言葉となった。つまり、他人に対して「うんち」と発すれば、あなたはAIでは無いだろうと相手から納得してもらえるという寸法だ。
念のため断っておくが、この新テストにはAIは一切介入していない。すべて人間が人間をより深く理解するために行った心理実験だ。また、次点では「人間」が説得力を持っていることも判明した。
だが、考えてみれば、うんちという言葉は、道理にかなっている。コンピュータは用を足さないし、「Shit」と本気で悪態をつきはじめたら、それはもう怖い話だ。AIには極めて説明し難いコンセプトといえるだろう。
2018年現在、AIが人間に追いついたという報告は届いていない。だが、「自分はAIではない、人間だ」と、証明しなければならない日が来るとしたら、少しだけ背筋が寒くなる気がしないだろうか。
(文=佐藤Kay)
参考:「Cnet」、「Psychology Today」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊自分のことを「AI」だと思われたくなかったら「●●●」と叫べ!(最新研究)のページです。人工知能、コンピュータ、佐藤Kay、うんち、チューリングテスト、最新研究などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで