クジラの耳くそには「146年分のストレス」が蓄積されていることが判明! 世界大戦や捕鯨… 苦しみの痕跡が発覚!

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 海の中で暮らすクジラにも我々と同じく耳垢が発生する。世界中の博物館がこのクジラの耳垢を収集しており、それらを分析するとクジラがいつどのくらいストレスを受けていたかが分かるという。そして最近、クジラの耳垢から過去150年分のストレスを分析した論文が発表された。耳垢から判明したのは、人間がクジラに与えていたさまざまな影響だった。オルタナティブメディア「Big Think」(今月21日付)が報じている。

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画像は「Getty Images」より


■耳垢から分かる海の環境

 クジラの耳の穴は塞がっているため、その内部には生涯にわたって耳垢が蓄積され、最終的には巨大な脂質とケラチンの塊となる。その大きさは長さ50cm以上、重さにして1kgにも達するというからさすがにスケールが違う。耳垢は年輪のように層を形成しており、分析すると繁殖時期から海の汚染物質の濃度まで、年代別のデータを得ることができるのだ。

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クジラの耳垢。黒い線がおよそ6ヶ月を示す。画像は「Big Think」より引用

 米ベイラー大学のスティーブン・トランブル氏らは、ヒゲクジラ亜目の耳垢に含まれるホルモン、コルチゾールに着目した。コルチゾールはストレスに反応して分泌されるホルモンであり、時代ごとにクジラが受けたストレスの度合いを計測できると考えたのである。

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