• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント0
amocice_03.jpg
画像は「Getty」より引用

 北大西洋の海流が弱まっているという驚愕の研究結果が発表された。氷河期の前兆だと危険視する声も挙がっている。

 英紙「Daily Mail」(11月26日付)によると、著名科学ジャーナル「Geophysical Research Letters」に公表された香港大学・太古海洋科学研究所の研究者らの研究により、北大西洋の海流がここ1500年で最も弱まっていることが判明したという。

 クリステル・ノット博士とベノワ・シボドー博士らは、赤道付近の暖かい海水を高緯度海域まで届ける「大西洋子午線逆転循環(AMOC)」を分析。AMOCは気温の調整にも大きな影響を持ち、これが弱体化するとヨーロッパが冷却されることになる。

amocice_01.jpg
画像は「Daily Mail」より引用

 そしてノット博士らは、現在AMOCが“劇的に弱まっている”ことを発見。その理由は地球温暖化によるグリーンランドの氷解にあるという。

「AMOCは地球の気温を調節する上で重大な役割を担っています。今回の発見は地球温暖化のもと近未来に起こる変化の理解を助けてくれることでしょう」(シボドー博士)

 近未来に起こる変化とは、氷河期の到来である。ノット博士らは、西暦1600~1850年にもAMOCが弱まっていたことを突き止めているが、14世紀半ばから19世紀半ばにかけて世界各地を襲った「小氷期(Little Ice Age)」の中でも最も寒さの厳しかった「マウンダー極小期(Maunder Minimum)」(1645年~1715年)と時期が一致しているのだ。

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。