過激街宣活動「おかき処 播磨屋」が冊子廃刊! 社長が「天皇と神の一体化目指し」事業縮小か、5月の日本滅亡を阻止へ!?
■天の覚者 播磨屋助次郎が天皇家に警鐘を鳴らす
この異常事態の真相を探る前に、まずは最終号である冊子の中身をもう一度詳しく確認しておこう。シンプルな表紙を開いてまず目に飛び込んでくるのは、大きな字で書かれた「間もなく『大世直し』が始まる」という穏やかではない見出し。“「天」の使い”である覚者・播磨屋助次郎により、これから壮大無比な一大プロジェクト「大世直し」が始まるというのだ。
さらに驚くべきことに、この「大世直し」事業の一環として、なんと等身大の徳仁皇太子(現・皇太子さま)尊像を制作したという。しかも、5,400円以上の商品を購入すると、なんと先着1万名様に「救世主徳仁天皇ご即位記念色紙プレゼント」とあるではないか! 「世紀末」「世直し」「人類滅亡」というような物々しい文言が飛び交う冊子に衝撃を受けた筆者は、この「救世主徳仁天皇ご即位記念色紙」を何とか入手しなければならないという焦燥に駆られ、さっそく播磨屋の店舗へと走ったのである。
播磨屋本店 東京本店(港区虎ノ門)の店内には、たくさんのおかきを始め商品がずらりと並び、大勢の客で賑わいをみせていた。
おかきの試食コーナーも充実し、商品を購入した客がコーヒーやお茶を楽しめるフリードリンクコーナーまで用意されているのだから、まさに至れり尽くせりだ。筆者も「おいしさいろいろ 味のふきよせ」シリーズをはじめ数点を購入して食べてみたが、化学調味料を使っていないというおかきは実に優しい味わいで、一度食べだしたら止まらない美味なる逸品であった。しかし、店員に尋ねてみると残念なことに「救世主徳仁天皇ご即位記念色紙」は11月末で終了してしまったという。とてつもない反響があったということだろう。
■播磨屋の主張と「伯家神道の予言」に奇妙なリンク
では、気を取り直して、播磨屋助次郎氏が(年に170万部も刷られるという)大好評の冊子をなぜ廃刊にするのか、そして最終号に記されていた皇太子さまの御尊像制作と「大世直し」宣言の意図について考えてみよう。
以前から播磨屋助次郎氏は、「現・天皇陛下は神と一体化していない天皇モドキ」であるとして、生前退位を批判している。そして、昨今の異常気象とそれによる甚大な災害は、天皇が“神性を回復していない”ことが原因であり、このままでは日本が滅亡してしまうと危惧してきた。つまり播磨屋助次郎氏は、地球を滅亡から救うには、来年に即位が迫った次の天皇・徳仁天皇を神に戻すしかないというのである。
播磨屋助次郎氏のこのような考えは、一聴すると「あまりにも過激な右翼思想か?」とも感じられるかもしれない。ただし、播磨屋助次郎氏は自身が右翼であることを頑なに否定していおり、予言研究家である筆者としても、その警鐘の全部が全部おかしいとも思えないのだ。
というのも、筆者がトカナで何度か掲載した「伯家神道の予言」と照らし合わせて考えると、意外な事実が見えてくるのだ。
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2024.10.02 20:00心霊過激街宣活動「おかき処 播磨屋」が冊子廃刊! 社長が「天皇と神の一体化目指し」事業縮小か、5月の日本滅亡を阻止へ!?のページです。天皇、白神じゅりこ、人類滅亡、皇太子、伯家神道の予言、廃刊、播磨屋、救世主、祝の神事などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで