平成最後の「超大麻論」― 宮台真司✕高樹沙耶✕石丸元章「世界が大麻を合法化する本当の理由と思惑」
沖縄の楽園石垣島 虹の豆に暮らす医療用大麻推進派女優 高樹沙耶と東京の元祖ジャンキーライターが、大麻や薬物事件について語る本連載――。第8回目の今回からはいよいよ! 大型企画「高樹沙耶大麻をめぐる対話10番勝負」と題してお送りしたい。1番勝負は現代社会と大麻についてビビッドな論説を発信している社会学者で首都大学教授、宮台真司先生をゲストに高樹沙耶が高らかに吠える! わお~ん!!
石丸 こんにちは。お久しぶりです。宮台先生と高樹さんは初めてですか?
宮台 初対面です。映画は観ていますけれどね。
高樹 どんな映画を観てくださりましたか?
宮台 デビュー作『沙耶のいる透視図』(1986年)から観ていますよ。
高樹 最近、私は映画を観ていなかったんですが、園子温監督の『愛のむきだし』(2009年)をたまたま3日前に観たんですよ。そうしたら、宮台さんが出演されていて……驚きました。
宮台 0(ゼロ)教会先生役で出演したんですが、台本には「セリフは宮台さんが考える」(笑)。アドリブでセリフを考えたんですが、大幅にカットされて。ただ、DVDには特典としてノーカットで収録されているので、よかったら観てください。
石丸 女優高樹沙耶には、どういう印象をお持ちですか。
宮台 女優さんとしての側面しか知らなくて……大麻問題で捕まったときには、可愛相だな、ひどい話だな、と。先進国の流れの中でみると日本の「枠組」はとても劣悪です。
高樹 宮台さんは9月にニコ生の『宮台真司とジョー横溝の深堀TV』で医療大麻をとりあげていらっしゃいましたね。
宮台 はい。最近では、大麻に関してはTBSラジオで2回ほど取り上げましたし、薬物依存症をテーマにした映画『まっ白の闇』のイベントでも話しています。
石丸 大手マスコミメディアが大麻をテーマに放送をする――われわれが若い時からは、ずいぶん状況が変わってきました。平成のある時点までは、「是非論」に触れること自体が、暗黙のメディアタブーでしたから。
高樹 いつ頃から、大麻に関して積極的に言及するようになったんですか?
宮台 前から機会を伺っていたんですが、トランプが大統領候補のときから、コロラド州など嗜好用大麻使用を合法化した州法を容認する連邦法改正を主張していたところで、10月17日にはカナダが娯楽用大麻も含めて合法化したので、アメリカで議論が沸騰して、ネット上に情報があふれている状況です。今だな、と思いました。
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2024.10.02 20:00心霊平成最後の「超大麻論」― 宮台真司✕高樹沙耶✕石丸元章「世界が大麻を合法化する本当の理由と思惑」のページです。高樹沙耶、益戸育江、大麻、石丸元章、高樹沙耶のいる未来、CBDオイル、宮台真司などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで