平成最後の「超大麻論2」― 宮台真司✕高樹沙耶✕石丸元章「大麻行政はデタラメ。日本はクソ社会」

平成最後の「超大麻論2」― 宮台真司✕高樹沙耶✕石丸元章「大麻行政はデタラメ。日本はクソ社会」の画像2イメージ画像は「Getty Images」より引用

●先進国であるカナダでの合法化の影響

石丸 なるほど。とすると、東京オリンピックに向けて大麻をめぐっては新しい動きは出るのでしょうか。

宮台 アスリートがトレーニング後にCDBで一服したがるかもしれません。

高樹 使っているアスリートは間違いなく、いるでしょうね。

宮台 アスリートたちが問題にすれば、タトゥーと同じようになるでしょう。

石丸 大麻はドーピングに引っかかります。

高樹 多くの国で医療大麻としてOKになっているから大丈夫というわけではないのだねえ。

石丸 そうなんですよね、医薬品として許可されることと、ドーピング物質とは違う基準なんですよね。シャラポワが飲んでいたとされるのも、いちおうは医薬品。

宮台 ドーピング禁止は選手の身体を壊してはいけないというのが表の理由です。でも父がかつて開発に関わったエリスロポエチン(増血剤)のように副作用がないものもドーピングだとされます。スタートラインを揃えろという裏の理由があるからです。

石丸 興味深い視点です。

宮台 でも、それを言うなら、高額スポンサーがつく選手と国だけが有利になる仕組み全体が問題でしょう。だから「スタートラインを揃えるためのドーピング禁止」とは、言えないんですよ。そこで「選手の身体を守るため」という理屈になるんです。所詮おためごかしです。 

高樹 スタートラインを揃えるため――なら、大麻は土と水と太陽があればどこでも育つんだから、問題はないんです。

宮台 ですよね。そして、世界保健機構が2017年に医療大麻は無害だと宣言しました。大麻の酩酊成分であるTHCの依存性でさえ、アルコールやカフェインより弱い。酒や煙草を許しているのに大麻がアスリートの身体を壊すという理屈は成り立ちません。各国の選手や五輪委員会がそれを問題にすれば――解禁もあり得るだろうと僕は思います。

石丸 カンナビノイド、大麻のドーピング指定が解除されたら、オリンピックがネットフリックスの料理番組のようになったりして。金メダルのインタビューで皆がウルトラハイになっている。

高樹 ちなみに、宮台さんは外国に行かれたときとか、経験したことはあるんですか?

宮台 自分の話かどうかを横に置くと(笑)、僕は70年代半ばに麻布学園で中学高校時代を過ごしましたが、友人たちと今のクラブに当たる当時のライブハウスやディスコに行くと大麻が回ってきて、煙草と思って喫ったら大麻だったという話は普通でした。

石丸 さすが麻布高校だ。

宮台 当時は学園闘争の直後だったこともあって、「仲間のために法を破る」「愛と正しさのために法を破る」のが当たり前でした。「法外」がホンネで「法内」がタテマエという共通感覚が抱かれていたんですね。その意味で、麻布学園は昭和そのものでした。 

高樹 東京のど真ん中の高校で、学園闘争をやりながら大麻を喫ってるって、映画みたいですね。

石丸 麻布高校のOBて、政財界のトップですよ(笑)

宮台 麻布の生徒がこまっしゃくれていたこともあるけれど、こんなのはオランダでは合法だよとか、大麻を吸うと反射神経が上がって運転事故が減るよとか、こんな法律を守るのは頓馬だぜ、といった物言いが、中学生時代からとっくに拡がっていました。 

石丸  中学時代ですか!…と笑ってしまうけど、最近先進国であるカナダで合法化されたことは大きくて、最近は公立の中学生でも、生意気にもそういうことを言っている。宮台先生や、モーリー・ロバートソンさんたちが、ラジオなどで大麻のことを話すから、日本でも大麻の賛否を言いやすくなってきたところがありますよね。高樹さんの存在も大きい。今はドン・キホーテだけど、だからこそ高樹さんの存在はでかいと思いますね。

高樹 そうかなあ。

宮台 でかいよ。各国で医療大麻が解禁されたのになぜだろうとモヤモヤする人が増えたんだから。ところでカナダの合法化で大きいのはアメリカと国境を接すること。だから大麻製品市場が注目されています。大麻自体は誰でも栽培できて利幅が薄いので、大麻入り飲料&食品のブランド化が注目され、カナダに資本が集まりつつあります。

 当然アメリカの投資家も大麻製品市場に関心を持っているから、カナダ企業に覇権を握られる前に大麻食品や大麻飲料の市場に参入したがっている訳です。コカコーラがCBD入りの飲料を検討しているのも、カナダが隣国であることが大きいですよ。 

コメント

2:匿名 2018年12月12日 23:21 | 返信

写真の写りがなぁ

1:匿名 2018年12月4日 09:49 | 返信

前回の記事の時にも書きましたが、安易にネットの情報鵜呑みする人あまりに多すぎます!!
物事には必ず『裏』があるのです!
なんでもかんでもすぐに信用したりせず本をたくさん読みその上でなんでも判断してください!以上!

コメントする

画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。