2019年に富士山噴火、50mの「火山津波」発生で犠牲者数万人か!? 地震だけじゃない“山体崩壊”が招く津波の恐怖!
■過去の噴火・山体崩壊による津波の例
それでは、以下に今回のインドネシアと同様、火山噴火による山体崩壊が引き起こした津波の実例を示す。
・ 紀元前1628年頃
ミノア文明後期のサントリーニ島で起きた「ギリシャ・ミノア噴火」に伴う津波で、地中海で最大数十~100m規模の大津波が発生したといわれる。この大災害が、アトランティス大陸伝説や『旧約聖書』の「出エジプト記」に登場する“海が割れる奇跡”の元になったという説もある。
・ 1640年7月31日
北海道駒ヶ岳の噴火に先立つ山体崩壊の際、高さ10m前後の大津波が発生し、岩屑なだれとともに700名以上が溺死。約100隻の船舶が被害を受けた。
・ 1779年11月8日
桜島の「安永大噴火」では、南岳南側中腹が黒煙を上げて爆発し、その後に北東沖で海底噴火が始まり、10m以上の津波が発生した。船の転覆などで約150名が命を落とした。
・ 1792年5月21日
「島原大変肥後迷惑」の名でも知られる長崎・雲仙岳の噴火で眉山(まゆやま)が山体崩壊を起こし、有明海になだれ込んだ土砂によって高さ10m以上の津波が発生した。現在の長崎県島原市周辺および橘湾対岸で死者は約15,000人にも達した。
・ 1883年8月27日
インドネシア・クラカタウ火山が噴火し、火山灰・岩石・噴煙が上空20,000m以上にまで達した。また、山体崩壊によって高さ30m以上の津波が発生し、36,000人以上が命を落とした。
・ 1958年7月9日
これは火山噴火が招いた事態ではないが、山体崩壊によって発生した破局的危機として紹介したい。米アラスカ州で発生した地震によってリツヤ湾の斜面が崩落。海中になだれ込んだ土砂や氷塊により、高さ約524mもの巨大津波が発生した。これはエンパイアステートビルより143mも高い観測史上最高記録。想像を絶するほどの規模である。
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2024.10.02 20:00心霊2019年に富士山噴火、50mの「火山津波」発生で犠牲者数万人か!? 地震だけじゃない“山体崩壊”が招く津波の恐怖!のページです。富士山、火山、隕石、百瀬直也、噴火、津波、インドネシア、地震、桜島、2019などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで