「第9惑星は存在しない、謎の円盤が潜んでいる」研究結果が続々発表される超怪しい事態! やはり“ニビル”隠蔽の動きか…!?

■新たな第9惑星候補の中には“ニビル”も?

 しかしながら研究チームはまだ見ぬ第9惑星の存在を否定しているわけではない。あくまでも現在支持されている第9惑星モデルに新たな説得力のある説明が可能になったことを示しているのだ。

 研究チームは海王星の向こうにある太陽系外縁天体に対して常にオープンな態度で接する一方、小さな物体の集合体であるこの“円盤”が、まだ発見されていない第9惑星と連携して動いている可能性もあるとしている。つまりこれまでの仮説以外にも、まだまだ第9惑星の存在を示す発見があり得るというのだ。

 しかしながら今回の研究に疑問を投げかける声も上がっているようだ。

 第9惑星研究のパイオニアの1人であるカリフォルニア工科大学のマイケル・ブラウン氏は科学系メディア「Popular Science」のインタビューに対し、仮に第9惑星が小さな物体が集まった“円盤”だった場合、なぜ何十億年もの間同じ姿のままでいられるのかと、こちらもまた実にシンプルな疑問を発している。

「第9惑星は存在しない、謎の円盤が潜んでいる」研究結果が続々発表される超怪しい事態! やはりニビル隠蔽の動きか…!?の画像3画像は「Wikimedia Commons」より

「“円盤”は単体の惑星よりもはるかに見つけやすいでしょうが、それでもそのような“円盤”が存在するという証拠もまたないのです」(マイケル・ブラウン氏)

 いずれにしても第9惑星はまだ物理的に観測できてはおらず、あくまでも理論モデルの中の可能性の話として示唆されているに過ぎない。そしてほかの第9惑星“候補”もまだまだ残されているということは、その中に地球にとっての脅威である惑星ニビル(プラネットX)が何食わぬ顔で紛れ込んでいて、着々と地球に近づいているかもしれないのだ。
(文=仲田しんじ)


参考:「Science Alert」、「Motherboard」、「Popular Science」、ほか

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