イエメン内戦で“体重10kg”まで痩せた少女の姿に全世界衝撃! 完全に「骨と皮」で医者も治療拒否… 飢餓千万人の絶望的状況

 泥沼化するイエメン内戦――。その最大の犠牲者は住居を奪われた市民であり、その子どもたちだ。今、イエメン国民の1000万人が深刻な食糧難に直面している。

■体重わずか10キロの12歳少女

 一向に解決の兆しが見えない内戦が続くイエメンで、市民の悲惨な窮状を物語る写真に、世界中の人々の胸が締めつけられている。空爆で家を失った一家の12歳の娘が、姉の懸命な働きかけでようやく病院に運ばれたのだが、医師に診てもらうのが遅すぎたこの少女の体重は、わずか10キロであった。

イエメン内戦で体重10kgまで痩せた少女の姿に全世界衝撃! 完全に「骨と皮」で医者も治療拒否… 飢餓千万人の絶望的状況の画像1
「Daily Mail」の記事より

 イエメン・ハッジャの病院に先日運び込まれた12歳の少女、ファティマ・コバちゃんの姿をとらえた写真に、世界中の人々がショックを受け言葉を失っている。その姿はまさに“骨と皮”だ。日本であれば小学6年生にあたるファティマちゃんの体重はなんと10キログラム。ヨチヨチ歩きの幼児の平均体重と同程度である。

 2011年の“アラブの春”の余波で始まった内戦は、反政府武装組織「フーシ」が2014年に首都サヌアを制圧したことで戦闘の長期化が避けられなくなり、2015年にサウジアラビアとUAEがサヌアなどに対する空爆を開始。以来、おびただしい数の一般市民の犠牲者を出しながら今なお続いている。

イエメン内戦で体重10kgまで痩せた少女の姿に全世界衝撃! 完全に「骨と皮」で医者も治療拒否… 飢餓千万人の絶望的状況の画像2
「Daily Mail」の記事より

 ファティマちゃんの家族は内戦前からサウジアラビアとの国境に近い町で暮らしていたが、2015年3月から始まったサウジアラビア主導の空爆で家を失い避難生活を余儀なくされ、現在は木の下で一家10人が生活を共にしているという。父親は内戦で仕事を失い、現在収入はまったくない。食糧の入手もきわめて困難で、また極度のインフレが起きているために手持ちの現金では食糧は高すぎて買えなくなっているという。

 また道路交通網が分断されているためか、援助物資はなかなか一般の人々のもとへは届きにくくなっているようだ。こうして現在、イエメンで人口の半数に近い1000万人が深刻な食糧不足に直面しているといわれている。そして家を追われたファティマちゃんの家族もまた避難生活の中でたちまち食糧難に陥った。

 日に日に痩せ衰えていく家族だったが、特に衰弱が酷いのが、このファティマちゃんだった。

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