老化した細胞を殺す物質「ダサニチブ」実験が人間でも成功! 永久に若い肉体ゲットもうすぐ!
2019.02.19 12:00
歳を重ね老化した細胞は時に有害な物質を撒き散らし、病気の原因にもなる。だが最近、米国の研究者らがこのような有害な老化細胞を除去することに成功した。アンチエイジング技術の進歩につながると、多くの人々が注目と期待を寄せている。
今年1月、医学系専門誌「EBioMedicine」に、加齢に伴う病気に関する新たな研究成果が掲載された。米テキサス大学サンアントニオ校ヘルス・サイエンス・センターやメイヨー・クリニックなどが共同で行った研究で、特発性肺線維症(IPF)の患者に薬剤を投与し、老化した細胞を除去して症状を改善させることに成功したというのである。
IPFは原因不明の間質性肺炎で、せきや呼吸困難が徐々に悪化してやがて死に至る病だ。現在のところ根治的な治療法はなく、IPFと診断されてからの生存期間の平均は3~5年ほどといわれる難病である。この病気の患者はほとんどが50歳以上の高齢者であり、その原因に老化現象が関わっている可能性は以前より指摘されていた。
そこで研究者らは、IPFの患者14人に対し、白血病の治療に使われる分子標的治療薬ダサチニブと抗酸化作用を持つ化学物質クェルセチンを3週間にわたって9回投与した。この治療は患者の肺の中に蓄積した有害な老化細胞を標的にしたもので、過去に動物実験で老化細胞の除去と健康状態の改善が観察されていた。
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