「殺人セックスロボットが誕生」「政府スパイとしてハニトラ仕掛ける」科学者たちがSEXロボの激やばリスクを本気議論!
■ロボットに殺害される日
倫理的には“児童ポルノ”に抵触するタイプのロボットをどう規制すればよいのかが現在議論されているが、セックスロボットについては別の懸念もある。それはハッキングの問題である。
オーナーにとってセックスロボットは当然のことながら非常に親密な存在となる。いつも身近にいるその“近しさ”がきわめて危険なリスクをはらんでいるのだ。
豪ディーキン大学のニック・パターソン博士は、部屋に入り込んだロボットが“ターミネーター”になり得ると警告を発している。セックスロボットであれAIが搭載されたからにはネットワークにつながる可能性が高く、ハッキングの対象になるというのだ。
そしていつもオーナーの近くにいて、肌も触れ合う存在のセックスロボットはその近接性からあらゆる危険性を有している。盗聴や盗撮という情報漏えいのリスクはもちろん、身体が動かせるタイプのロボットであれば、悪意のあるハッカーによりオーナーが身体的危害を加えられる可能性も出てくる。もしロボットが刃物などの凶器を手に持つことができれば、オーナーを殺害することもあり得ない話ではない。
「いったんロボットがハッキングされてしまえば、ハッカーはロボットをフルに操作でき、ロボットに指示を出すこともできます」(ニック・パターソン博士)
ハッカーがロボットに“殺人指令”を出すことができるとすれば、魅力的なセックスロボットは政府や何らかの組織のスパイとして、ハニートラップの役目も果たせることになる。
イーロン・マスク氏をはじめ、かねてからAIとロボットの脅威を警告している著名人は少なくないが、先日にワシントンD.C.で開催された米国科学振興協会の年次会議では、人を殺害できる能力を持つ“キラーロボット”は厳格に禁止されるべきであることが話し合われたという。
反ロボット人権団体「Campaign to Stop Killer Robots」のメアリー・ウェアハム氏らによれば、軍用ロボットの開発は、軍事の歴史において銃火器、核兵器に次ぐ“3番目の革命”であり、このまま何の対策も講じなければ必ずや人類に大きな災厄をもたらすと警告を発している。愛するロボットに裏切られ、殺される日がこないことを祈りたいものだが……。
(文=仲田しんじ)
※参考:「The Sun」、「New York Post」、「Daily Mail」ほか
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