“イエローストーンが2カ月以内に噴火”と米政府が公表しない本当の理由とは?「Reddit」で怖すぎる議論が展開
oct29th1929氏の見解はつじつまが合わないとして反対意見を述べている書き込みもある。もしイエローストーンに明らかな異変があれば、政府筋ではない独立した科学者や研究機関からも何らかの発表があるはずであるというのだ。
「(もし噴火が近いなら)個々の科学者たちはおそらく警報を発するでしょう。もしあなた(oct29th1929氏) の仮説が正しいのであれば、噴火の前に情報がリークされると思います」(「Reddit」より)
oct29th1929氏の“陰謀論”が正しいのだとすれば、今後2カ月以内にイエローストーンに何らかの活動が見られるということにもなる。昨年のハワイ・キラウエア火山の噴火もかなりの規模であったが、内陸部での大噴火、いわゆる“スーパーボルケーノ”が現実のものになるとすればその被害は計り知れない。何事も起きず「Reddit」上で流れるこの不吉な噂が噂のまま、やがて忘れ去られてしまえばよいものだが……。
■セント・ヘレンズ山の噴火の6000倍もの被害規模に
もちろんイエローストーンのような巨大火山地帯に噴火が起こればその後の混乱は避けられない。
「経済は混乱するでしょう。そして火山噴火の影響は地球規模です」(「Reddit」より)
もしイエローストーン火山帯に噴火が起こった場合、試算によれば8万7000人が即死し、アメリカの国土の3分の2が居住不可能になると見積もられている。
噴火により大量の灰が大気中に飛散すると日光が遮られ、地表の生命に直接影響を及ぼすいわゆる“核の冬”と同様の現象が訪れる。
1980年に起きたワシントン州のセント・ヘレンズ山の噴火は、11の州とカナダの5つの地域に灰を堆積させて57人の死者を出したが、それと比較してイエーローストーンの噴火は6000倍もの規模の破局的な被害になる可能性があるという。
また火山が爆発すると、火山が大量の二酸化硫黄を大気中に放出するため、気候変動が起こり、それが太陽光を吸収する硫黄の霧を形成する可能性も出てくる。硫黄の霧に日光が遮られて極端な寒冷化が地球を襲い、数々の生物を危機に晒し“大量絶滅”にもつながりかねないのである。いずれにせよしばらくは、イエローストーンの火山活動の動向には注意を怠れないということになりそうだ。
(文=仲田しんじ)
※参考:「Express」ほか
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2024.10.02 20:00心霊“イエローストーンが2カ月以内に噴火”と米政府が公表しない本当の理由とは?「Reddit」で怖すぎる議論が展開のページです。火山、噴火、陰謀論、仲田しんじ、大量絶滅、イエローストーン、自然災害、スーパーボルケーノなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで