【3.11から8年】被災者が魅せる“激やば盆踊り”のグルーヴ感が泣けるほどアゲアゲ! 公開からジワジワ話題のドキュメンタリー映画『盆唄』を見よ!

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 2月15日の公開以来、ジワジワと話題になっているドキュメンタリー映画盆唄をご存じか?

『ナビィの恋』『ホテル・ハイビスカス』の中江裕司監督が手掛けたこの作品の中心的な登場人物は、2011年3月11日に発生した福島第一原発事故により存続の危機に瀕した福島県双葉町の盆唄(盆踊りで歌われる民謡)グループの人々だ。そのために、事故との関連で語られることが多い。

 筆者はすでに3回観たのだが、その視点は間違いではない、とは思う。

 しかし、あえて言いたい。『盆唄』は被災者ドキュメンタリーの形をとった音楽映画だ。そう思う理由は2つ。1つは観た者に「人間にとって歌とは、音楽とは何なのか?」という問いを鋭く突きつけてくること。もう1つは、2時間14分という、ドキュメンタリーとしては長尺の全編を通して挿入された音楽のグルーブが、その問いさえも忘れさせ、泣きたくなるほど気持ち良く、ラストまで運んで行ってくれるからだ。

©2018テレコムスタッフ

■生まれ育った土地から引き剥がされた盆唄

 

 映画は2015年夏の福島県本宮市から始まる。双葉町出身で盆唄グループの中心人物、横山久勝さんとその仲間たちの避難先だ。震災以来初、4年ぶりに集まっての練習である。

 福島県各地域には、その土地で先祖代々受け継がれてきた固有の盆唄がある。事故発生後に帰還困難区域に指定され、町そのものが封鎖状態にある双葉町民は地元に帰る目処が立たないまま。もちろん、盆踊りで双葉盆唄を披露することなど望むべくもない。

「双葉には帰れないかもしれない。盆唄を残すためにはどこか別の場所に移植するしかない」

 そう考える双葉盆唄グループに決定的な出会いをもたらしたのは、写真家であり、この映画のアソシエイトプロデューサーでもある岩根愛だ。仕事で訪れたハワイで偶然出会った現地の盆踊りの熱いグルーブに魅了されて以来取材を続けてきた岩根さんを介して、福島からの移民により100年以上前に伝えられた盆踊りと「フクシマオンド」の存在を知った双葉の人々は、盆唄の未来を託すための旅に出る。

©2018テレコムスタッフ

■日本よりはるかにヤバい、ハワイのBON DANCE

 

 日本人にとってハワイといえば、圧倒的な人気を誇るアイランドリゾートだ。数年来のブームもあり、民族舞踊のフラダンスを知らない日本人はほとんどいない。しかし、ボンダンス(BON DANCE。ハワイの盆踊り)を知る人は少ない。日本より盛んなことを知る人はさらに少ない。

 岩根さんは語る。

ハワイでは毎年6月から9月半ばまでの3か月超の間の毎週末、日本人が移民した6島にある約90の寺院を中心にボンダンスが開かれています。この時期、現地の新聞に載るボンダンスのスケジュール蘭は夏の風物詩的なもの。どの会場にも足を運べるように予定が組まれているんですよ」(岩根)

©2018テレコムスタッフ

 ハワイのボンダンスは内容も盛り上がり方もハンパない。

「日本全国の盆唄30曲くらいが代わる代わるかかる。浴衣を着こなし、全曲違う振り付けの踊りを完璧に覚えて、あれだけの人数が揃って踊っている光景は壮観。それが夏の3か月間、毎週末にハワイ全島で催されていることそのものがすごい。若い人もたくさん率先して参加する。ハワイ島は雨が多いんだけれど、そのほうが盛り上がる。雨の中のレイブ。濡れたトランスっていう感じ」(岩根)

コメント

1:ドリフ 2019年3月8日 16:35 | 返信

盆回り

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